経済とは何なのか、人間の問題は総合的なものとして起きる
【政経学部があり政治とも不可分でありその範囲が広すぎる】
●経世済民の意味
経済をどみるか、これもわからない、第一経済学部を自分自身でても何も勉強していないからである。経済という学部の範囲が広すぎるのである。
経済という言葉は、「経世済民(けいせいさいみん)」を略したものです。
経世済民とは、「世を経(おさ)め、民の苦しみを済(すく)うこと」という意味です。
「経」には「治める、統治する」、「済民」には民衆を苦しみから救済するという意味があります。
経世済民は中国の古典に出てくる言葉で、世の中をよく治めて人々を苦しみから救うことや、そうした政治のことをいいます。
また経済は英語では「Economy(エコノミー)」と訳されますが、その語源はギリシャ語の「オイコノミア」で、家の家計(家政)を意味していました。
のちに近代になり、Economyに国家を意味する「Political(ポリティカル)」を加えた「Political Economy」という言葉が生まれます。
そもそも経済とは経世済民からきている。民を救うことが語原になっている。また家計からきている。
何か今の資本主義とか社会主義であれそうした大きな思想ではない、ただ経世済民というとき国家的なものであり政治として民を救うものとして経済があった。それは政治の一貫としてもあった
だから政経学部がある。政治として切り離せないものとして経済がある。何故なら日銀があるとしてその金利政策が経済に影響する。だから今度トランプ大統領になる時円高になるという学者もいる。それは経済と政治が密接に結びついているからである。
円高であれ円安であれ自由市場の原理で動くわけではなく政治で動かすことができる、第一グローバル経済など成り立たないのである。なぜなら世界的規模の経済となれば誰もそれを知りうる人はいないからである。アダムスミスの神の手に寄り導かれるなどありえないのである。そこに何かしらの政治的であれ国家的であれ介入してくる、だからトランプ大統領になれば関税が馬鹿高くなるとか操作されることになる。
政治的恣意で変わるのである。
そもそも明らかなことはグローバル経済で得するのは覇権国であるアメリカである。そこに世界の富が集中する。そのアメリカでも極一部の者に富が集中する。
さらに上位1%の超富裕層の所得は、世界の全所得の19%を占め、
成人1人当り年額32万1600ユーロ(約4142万円)を受けとっている。
●大陸国家では富は独占された歴史がある
ただ大陸国家では富は必ず一部の者支配者に集中してきた
つまり中国なら国が巨大だから一将なって万骨枯れるとなる
将軍1人がその功績を我が物とすることを言います。 転じて、一人が功績を上げる陰で多くの人が犠牲となっていることの例えとして使用されます
中国の始皇帝は中国を初めて統一したがその墓は巨大な山であり地下まで宮殿を作っていた、つまり死んでも地下に葬られてもそこで贅沢しようとしたのである。酒池肉林の継続ともなる
こうして大陸では凄まじい格差が生まれた、民などは奴隷だったのが真実である。民の字の語原は目をつぶすとあるから怖いとなる。盲目にして民を支配するとなる。その富は奴隷によって築かれたのでありその矛盾も大きいものだった。だからこうした格差は別に昔から人間の歴史が始まってからすでにあったのである。
王の権力は絶大なものでありそこに富が集中した。それは世界的に共通している、ただ日本の天皇は例外なのである。それは大陸の皇帝とかとは成り立ちが違っていたからである。また日本では大陸のような富を産み出せなかったからである。
大陸では共産主義だろうが必ず大きな格差が生まれた。中国でも習近平は帝王であり巨万の富を隠しているという、外国に隠しているという。共産党の幹部も莫大な富を得ているのである
それは平等を目指す共産主義社会主義でも同じだったのである
日本ではそもそもそうした富を産み出せないからそれほど格差がうまれなかっただけである。
グローバル経済の富はアメリカに集中して世界的に巨大な格差が生まれる。なぜなら覇権国だから基軸通貨がドルだからそのドルを刷ればいいとなる。それはただの神でもアメリカが覇権国だから通用する。だからこそアメリカはドルの基軸通貨を維持したいのである、金は必ずロ−マ時代であれ皇帝の顔が彫られている
つまり支配の道具でありだからこそアメリカはドルを基軸通貨としてそれに反対する国を許さないのである。
ロシアとか中国がドルを基軸通貨とさせないと画策すると反対する。あくまでもアメリカの覇権を守りたいからである。
ローマ帝国が東西に分裂して通貨も別々になった
●政治と経済は不可分―総合的なものとして問題が起きる
経済と政治は不可分なものである。なぜなら不況になると政治も不安定化して暴動が起きたり時の政権も倒れる、中国の経済が停滞してそれで習近平政権が危ういとされるのはそのためである
就職できない若者であふれ失業者であふれると時危険になる
それで支配者は戦々恐々となる。
日本も御上には従順な国民であっても物価高とかになればやはり不満が爆発して自民党でも選挙に負けて維持できなくなる
つまり経済と政治は一体なのである。経世済民というときそれはやはり政治でもあるからそうなる
実際にグローバル経済の自由な市場などありえないのである。
それは覇権国のアメリカによって操作される。ただグローバル経済はアメリカでも富の不平等を産んだ。中西部の工業地帯のはラストベルトとなりその人達の不満がアメリカ・ファーストになったからである。中国への関税を馬鹿高くするとかもそうである
つまりグローバル経済はそもそもを国自体を破壊するから当然そうなる。経済戦争に負ければ国自体が属国にもなる
そうした経済優先でいいのかとなったのがグローバル経済でありそれはアメリカにも影響したということである。
そもそも神の手に導かれる自由な経済市場は成立しない、それはサタンに導かれたとまでなる、世界の富が極わずかな人達に独占される。それが歴史上では継続したとしてそんなことが許されるのかとなる。
モラルなきグローバル経済は崩壊する。資本主義が終わるというときそうなる。何かそれが矛盾して自滅するとなる。それは何かバベルの塔のとうにも思える。アメリカが覇権国ななり世界の富を集める、それは形を変えた帝国主義だとなる
貨幣は人民を支配する道具でありだからこそローマ帝国が東西に分裂したとき貨幣もまた別々の皇帝の顔となった。それが今中国ロシアがアメリカと対立してアメリカの基軸通貨支配から脱することを画策する。つまり経済と政治は不可分なものである
●グローバル経済も公平なものではない
グローバル経済は公平なものではないしそこに政治が介入して操作される。そして経済戦争でも今度は本当の国と国の戦争に発展する。だから政治と経済は一体なのである。専門家の時代は様々な分野に分化したが人間の問題はは不可分にあらゆるものが結びついている。原発事故でも科学技術に政治と経済でも一体のものとして事故が起きた。なぜなら原発は現代の最先端の科学技術でありそこに政治があい国家的なものとして造られたからである。
また経済面から見れば地元に特に零細な漁業者に事故前でも多額の補償金が漁業権が強力な権利のために入って来た。原発とは経済的恩恵が大きいから地元でも誘致したとなる、それが事故で崩壊したのだがその補償金も莫大なものであったのだ
だから毎日十円でも安いものを買うことに苦労している庶民からするとその金のは驚くばりだった。除染でも6兆円なのかかかりそれをゼネコンが請け負ったのである。だから経済の問題として原発はあり政治の問題としてまた科学技術の問題としてあり一体だったのであり別々のものとして事故が起きたわけではないのである。
人間の問題は総合的な問題として起きる。様々な問題があったとしてもそれが必ず総合的な問題として起きる。それを象徴していたのが原発事故だったのである。それが単に科学技術の問題だけではないあらゆることが関係していたのである、政治の問題でもあり経済の問題でもあり科学の問題でもありあらゆることは関係していた。盲点は郷土史とも関係していたことである。
なぜならこの辺で400年前に生波〔津波〕で700人溺死と相馬藩政期に記録されていた。それもわずか二行であり学者の人も津波が来て調べて分かったのである。だから原発事故はこうして理系とか文系でも関係した総合的な問題として解析するものとなった。
ともかく経済というときアダムスミスの経済学が倫理学から始ったというとき人間のモラルとも密接に結びついていたのである。
道徳感情論でモラルに基礎とする経済学だったのである。それは資本主義がウェーバーの修道院で他者への奉仕として始まったというのと似ている、経済はモラルを基礎にして成り立つということでは共通している。だからこそグローバル経済がモラルなき経済というときもはやそれは何なのか返ってホッブスの万民の万民による戦い戦争にもなる、弱肉強食の世界である
資本主義は極わずかの何パーセントかの人が富を独占するシステムである。そこにウェーバーのキリスト教から発した他者を救済する労働などではありえない、むしろ他者を外国でも奴隷にするシステムである。確かに軍事力で従わせないがアメリカは覇権国であり軍事力がその背景にあり金融もドルを基軸通貨として支配できる。つまりアメリカ帝国主義資本主義であり大英帝国の世界支配と似ていたとなる。
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