2014年05月08日

機械でもできない田の縁(へり)を人が田植えしていた (機械化で人手が必要なくなり格差社会が生れた)

 

機械でもできない田の縁(へり)を人が田植えしていた

(機械化で人手が必要なくなり格差社会が生れた)

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田の縁(へり)を人で補う田植えかな


時々田植えしている人をみかけるけどあれは機械で田植えできない
縁(へり)を人手で補っている
つまりほとんどは機械で田植えしているのであり手ではしていない
だから今の農家は重労働ではない
でも小さな畑で野菜を作っている人は年取っているので
うなうことが辛いから男の人にしてもらっている
金を出して頼むかとも言っている
それなりに今でも農作業は力仕事がある
その女性は骨太で腕も太く農家の人にふさわしい女性に見える
土木関係の仕事もしていたから力仕事ができる


一方で若い女性は華奢でありまるでモデルのようにすらっとしている
だからその女性がとても農家の人とは思えなかった
それでも田植えをしたことがあるという。
その田植えとは今は機械でしているのだが田のへりが機械でできないから
補うためにしていたのである。それなら重労働ではない

人間の労働は機械化すると人手がいらなくなる
その極端な例が中国で麦を刈るのにコンバインだと人間がやるより
百倍もの差がでるだろう。
ただそのコンバインを借りてやるのに金がかかる
今までは出稼ぎ労働者が麦刈りに動員されていた
それでも需要がなくなったわけではなく
機械ではやれない場所がありそこで出稼ぎ労働者が利用されている
これは田の縁を田植えしているのと同じだった
でもその労働は微々たるものとなってしまったのである。


現代は人手不足が言われるけど一方で人手が必要としているのは
機械化するとその頭脳にあたるものが人手不足になる
なぜならそれは高度な技術が必要であり知識が必要であり
誰でも簡単にできないからそうなる
だからITでも科学の研究でも技術の開発でも頭脳部分の人手は不足する
そういう場では高給取りになる
だから会社でも人手を省くために事務でもコンピューター化して
事務職はいらないとなると今度はその人たちが失業する

格差社会の原因はそういう社会の構造の変化にもあったのだ。
もちろん官僚が天下りとかで得するとかはある

でも全体の社会から見ると労働力を省く機械化がすすむと
一部の頭脳の技術者だけ会社では採用すればいいとなる

そして底辺労働しか残らなくなる
コンビニとか配達とか介護とかしか雇用がなくなる
つまりそれが格差社会の根本的原因だともなる
要するに機械で田植えしてどうしてもできない労働を人間が補う
機械が主役であり人間は脇役になっているのだ。


ただ医療とか介護とか人間的サービスとなるものは機械化できない
機械化できない労働は必ずある
労働の価値も常に変わっているのだ
機械でやれることは価値がなくなる
機械でできないことが価値がでてくる
だから介護なんか最底辺の仕事だと言うが
極めて人間的サービスであり機械にはできない
特に認知症の介護となると最高にむずかしい
そういうものにはかえって価値がでてくることにもなるはずである
常に価値は変動しているからそうなる
機械でやれるものは価値がなくなり
機械でどうしてもやれないものが介護など無駄といっても価値がでてくる


機械化されると多くの労働が底辺化して格差社会になった
そうしして機械化されると農業でも昔のように村人総出で田植えとか
稲刈りとかもなくなるからと共同性も失われる
労働歌の民謡とか踊りとかも農村の文化も失われたのである。
なぜならトラクターであれ田植機でしていればそこには人間がいないからである
それでも田植えでも稲刈りでも無料でしていたのではない
手間賃が払われていた。子供の頃、そのもらった金が大きかったという
江戸時代辺りになると共同で無料でやっていたかもしれない


人間は重労働から解放されたくて機械を発明した
毎日重労働に負わされるので辛いから機械を発明した。
昔は土を固めるにも人力だったとするとその手間と労力は莫大なものとなっていた
機械化した結果そういう辛い労働から解放されたのである。

でも結果的に人間はみんな頭脳が優秀ではなく
ITとか設計とか技術職につけるわけではない
活字文化や本でもインターネットで機械化されるとそこでも労働力はいらなくなる
紙の節約にもなり森林資源の保存になる
でもそこでいらなくなった労働者はどこにいけばいいのかとなる
そういうことは機械化がすすむといたるところで起きている
その象徴が田植えをしていたがそれは機械でできない縁(へり)をしていたのと同じなのである

 
posted by 老鶯 at 11:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済社会労働問題
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