2007年12月27日

北の果の白鳥

swanodai12.jpg 


北の果の白鳥

 

空も凍てつき

塵も凍りきらめく

川も凍り湖も凍り

樹々も樹氷となり

人の足跡も消え

朝の澄み渡った空気に

海猫が一段と白く飛ぶ

一切の不純が拒否され

純潔の白さに転じる

億年の地層の岩盤に

結晶して眠る水晶のように

孤高の山のみがそこに浮上する

白鳥は神の鳥なれや

霏々とふる雪のなかに

邪推するものもなく眠る

ただ純白の衣につつまれ

神のごとくに眠る

東雲にカムイコタンのポロトに

百羽の白鳥が目覚め鳴く

その声は凍れる湖にひびきわたる

さいはての地にひびきわたる


絶唱のように美しい歌を歌いつつ


地にあらず天に向かって飛翔する


そして北の果の星座と結び輝かむ

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