2013年12月11日

冬紅葉(仮設の食堂に客が減った)


冬紅葉(仮設の食堂に客が減った)

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糧あれや鴨の百羽の養えり

冬紅葉散りて雀の寄り来る
玄関に雀の二羽や冬紅葉
客減りて仮設の食堂年の暮


冬の雁一羽離れて淋しかも夕暮れ友を求め飛び立つ

落葉踏み一輪かそか残り咲く野菊のあわれ夕ぐるるかも

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仮設の食堂も客がかなり減っているかもしれない、一時ちょっと過ぎに惣菜買いに行ったら誰もいなかった。客はめっきり来なくなったと言っていた。それは向かいのラーメン屋とかの食堂もそうかもしれない、前のような車の置き所がないように混んでいない。
それは原町の火力発電所に一時五〇〇〇人が工事のたにきていたということが驚きだった。それだけの人数が減れば相当な打撃であり客が減るのも当然である。
瓦礫のかたづけはこの辺では一部をのぞいて終わっているしすると食堂にこない。
ただ復興住宅の建設をあちらこちらしているから結構外部からきているように思えるがそうでもない。

まだ外部から人がきていても外部から人が来なくなる。その兆候が現れてきたのである。ただレストランなどではこの辺では時給一二〇〇円でも働く人がいない、それは原町と相馬市でチェーン店でそうなっている。この辺はこれからもだんだん外部からの人がへってくる。内部では補償金で暮らしていけるとか思っているがいづれもらえない。
するとどうなるのか、夕張のような衰退した都市になってゆく恐怖である。
または限界集落のようになってゆく恐怖がある。
ただ火力発言所は原町にもあり相馬新地にもある。
だからこれは大きな雇用の場だった。


自然を見ていて不思議なのは鴨が渡って来たからあんなに増えた。しかし餌はどうしているのだろうかと思う。それだけを養う餌があるのかとなる。それはいつも自然を見て思うことである。この辺は荒地になっているがそれなりに鳥はいる。
最近は畑をはじめる人が多くなった。だからその畑の野菜とか芽を食べているという。
他に虫なども食べているのだろう。

ともかくあれだけの鴨を養うものがある。それが自然の不思議である。
人間はそんなに養えるものなのか?
ただ人間でも不思議なのは姪島では三〇〇〇万人しかいない、それが大正時代に6千万くらいになった。それでも今の半分なのである。
どれだけ人口が増えたか驚くばかりである。
日本の歴史上でもこんなに人口が急速に増えたことはない
だから少子高齢化高齢化というけどこれもやはり異常なことだから人口が減るのは
自然の摂理なのかもしれない、そんなに人間を日本のような狭い国では養えないとなる。将来的には本当に今の半分くらい多くても八〇〇〇万くらいで適正規模に落ち着くらしい。


今年は紅葉と冬紅葉が一緒になったみたいだ。紅葉が一カ月以上遅くなったのである。
それは秋が短くすぐ冬になってしまったためである。
なんか仮設も鹿島区でだしたものはみんなやめた。
食堂だけが残っているがこれも客が減った。
別に仮設の人が減っていないからどうしてこないのか、何か工夫がたりないのか?
原町や相馬市にどうしても鹿島から出てしまうことはある。

工事関係者がきている時は良かったがやはり減ったということがひびいた。

もうつづけられるのかどうかという問題もある。ただ飲み屋をやるとか言っているからやめる気はないのかもしれない、ともかく一時のにぎわいは去ったことは確かだしこれからも外部の人は減ってきて何か衰退してゆく都市となることが恐怖になる。
まあ、夕張のようにはならないとしてもかなり衰退してしまうことは確かである。

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