2007年12月07日

老子石

stoneroushi.jpg


 

 老子石

この道を幾度通りしや

我が気づかざるかな

枯木を通して大石一つ

冬日さし静謐に鎮まりぬ

誠に我が気づかざるかな

自然の静寂のいかに深しや

騒擾に過ぎゆく世の日々

そは千年知らずここにありぬ

我が老いゆくにこの石知りぬ

この石の悪しき夢見ず

徒に無益に使役されることなく

太古のときより変わることなく

神の御旨のままに騒ぐことなく

ここに鎮めと動かざるかな

木の葉かそかに一二枚散り

静けさはさらにここに深まりぬ

汝、この世に何を成せしや

成さざるものこそ成しぬ

故にこの知られざる大石の尊き

そこに癒しと鎮めのありぬ

神なるごとき石にあるかな

 

rouishi22.jpg
 
 
※「原生岩」と名づけた方はこれはいつも流れがひびき目立つ岩だった。だからこの岩ばかりに注目していたのだ。でも今回別な岩があったのだ。この大石には気づかなかった。千回ここを通っても気づかなかった。このように人間は身近にあっても気づかないものがあるのだ。この大石は神秘的であった。石には小さな石でも大きな石でも実際はみんな違った個性をもっているのだ。その形もそうだがどこかに配置されるかでその石の個性が発揮されるのである。この石の名前をなんと名づけようかと困った。「大鎮石」とかもいいと思ったがまさに老子の教えにぴったりの石なので老子石にした。

posted by 老鶯 at 20:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩全般
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