2013年08月08日

夏らしくなった(夏の花の短歌)


夏らしくなった(夏の花の短歌)


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 昔なれ市庭の名や夏霞
 草原の緑に山は夏霞


おのがじし睡蓮の花影写し乱れざるかな水のおもてに

睡蓮の花咲く池に川蝉のたまゆら見えて隠れ消えにき
鬼百合の命燃えむとなお咲きて隣に山百合匂い咲くかも
森の中山百合咲きて雷鳴りぬ雨しとどふり匂いけるかな
ほのかにもこの道の上に咲き残る合歓の花かな夕べ帰りぬ

のうぜんの花に朝蜂数匹の群れて蜜のありかを探しぬ

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今日は夏霞だった。草原の向こうに山が確かに霞んでいた。草原の緑がいかにも夏らしい。田んぼとはまた違っているのだ。この風景はやはり北海道なのである。何度も書いたけど草原の感覚は今まで日常的に接することがない風景なのである。日本はどこにいっても田んぼの風景だからだ。ただ北海道だけが違っていたのだ。


塩崎には市庭と船着という地名が化石のように残っている。この地名はいつのものなのか?あそこまで現実に船がきていたのだから船着になったのだ。今回の津波でわかったように六号線まで烏崎の船が流れてきたのには驚いた。線路くぐって塩崎まで本当に津波が来たのだ。だからもともとあそこは海だったのである。でもその時代は平安時代説かなくのか?奈良時代にすでにその地名があったのか?真野の草原と関係あるのかとなると不明である。ただ市庭ということはそこに市が開かれて物資の交換などが行われたのか?ではどんな物資が集められたのか?そういうことは全く不明であり想像もつかないものとなっている。


いつもの川子の森を行き睡蓮の咲く池を見ると池にちらっと翡翠が見えて消えた。ええ、あんな所にもくるのかと思った。翡翠は平地でも結構見れる。餌のあるところにはくる。あれはまさに宝石である。


合歓の花はすでに散ったがかすかに残った花が咲いている。淡い恋の終わりのように咲いている。
人間も肉体的に執拗に交わるのがいいとはならない,淡い恋というのも恋なのかもしれない、おそらく恋というのは別に男女関係には限らない。何かほのかものとして残るものである。
恋というのは肌にもふれず見ただけの恋だってある。


合歓の花その微笑浮かぶ夕べかな


微笑みだけ心に浮かぶ消える、そういうものもいいのかもしれない、これは若いときはそうならない、これは別に相手がいなくてもこういうことはありうる。特定の相手がいるのではなく女性的なものがそもそも花だからである。

自分のテ-マはとにかく花である。だから花の詩を百篇くらい書いた。

合歓の花なお咲けるかな
その女(ヒト)の微笑み浮かび
夕べ帰りぬ


これは啄木調になる。いづれにしろ恋の季節はとっくにすぎた。ただ人間は女性的なものに肉体だけではない心も憧れている。男にないものが女性にあるから男にはもてないものが女性にあるかちら憧れるのである。


なべて移ろいゆくものは
ただ仮象に過ぎない。
足りず、及び得ないことが
ここに現実となり
言い表わしがたいことが
ここに成し遂げられた。
永遠にして女性的なるものが
われらを高みへと導いてゆく。

ゲ-テ


花はすべて何かの象徴である。精神の象徴である。花だけでなく万物は精神の象徴としてありうつろいゆくのである。女性というときそれも精神の象徴なのである。女性は柔和なものが形となったものともいえる。だから柔和なものが天国にあるだろうというときそれを示しているのだ。

言い表わしがたいことが
ここに成し遂げられた

言い表わしがたいことが言い表せる、表現できることができるようになった。自然は奥深いものでありこれくに通じるには簡単にはできないのである。
これは芸術として成し遂げられたということである。だからまだ発表していないが花の詩を百篇書いたというときそうだった。


自分は何か女性的なのである。男性的な面に欠けている。だから花と共感する。ただ詩人はあらゆる自然と共感することが男性的な要素なくして芸術は創造できない、ただそうした男性的なものと女性的なものが調和してもっている人は少ないだろう。ただ男性において老人になると性差がなくなり両性具有化してくるというのも不思議なことかもしれない、男性的なものと女性的なものが一人の人間にあることが理想的なのである。そもそももともと人間の体は一つだったのだから精神においてもそうなれば理想的だとなる。


 

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