2007年11月21日

冬の広瀬川河畔(詩)

korakutei.jpg 


広瀬川瀬音ひびきて冬の菊

広瀬川河畔の家や冬の菊

黄落の並木に朝の光さし定禅寺にそ木の葉散るかな

冬の広瀬川河畔

広瀬川の河畔の道や

落葉の静か人の行く

老いにし人ともあい

枯れし柳に風そよぎ

鴎のあまた群れ飛び

愛宕橋渡るもあわれ

昔もここに橋のあり

三百人町五十人町や

足軽の固まり住みぬ

城より離れて遠しも

青葉城の石垣の反り

その構えの厳しくも

伊達政宗の居城かな

北風唸り閉ざすかも

陸奥の主の睨みけり


長町から広瀬川かはんの道は何度歩いても情緒がある。やはり歴史のある場所は何か違う、詩になるものがある。韻を踏むわけではないが自然とぴったりな詩ができたのだ。枯れた柳といい橋といい足軽町がある、それも三百人町となるからさすが仙台六十万石となる。仙台はやはり陸奥の中心なのである。福島県はどうしても山にさえぎられて一体感がない、帰りの電車が信号の故障で二時間遅れたが半分以上が相馬や原町から来た人だった。相馬から通勤している人も多いのだろう。学生も多い、仙台はやはり相馬から身近なのである。福島市は岩沼で乗り換えるから不便だから隔絶している。会津になるとさらに東京より不便なのである。阿武隈高原を横断する電車ができれば福島市も会津も身近になるのだが福島県は一体感がないのは交通の便が悪いからなのだ。大阪とか奈良、京都、琵琶湖などは交通が私鉄が発達しているから一体感がある。交通は大きく人間の生活に影響するのだ。


今日は寒かった。昨日は仙台で雪だった。最初は晴れていたが今日は冷たい雨だった。定禅寺は名前がいい、名前が詩になるのだ。地名だけも詩になることは得なことなのである。

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