みちのくや雪の清しく残る雪
みちのくに月のあわれや残る花
夕べちる花
夕べちる
ひとひらふたひら
花のあわれや
陽は入りぬ
ゆく人まれに
残れる花に
光る月
ひとひらふたひら
なお花のちるかな


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今日は朝から雪ふった。特別寒かった。桜さく時期に雪がふるのは30年ぶりとか言っていた。本当にまだ桜が咲き残っていてそこに朝から雪がふった。それは清々しい美だった。自然界は時ならぬものがある。天候も日々変わっている。世の中も日々変わっている。津浪も400年ぶりだとしてもそういう時ならぬものが自然なのである。人事でも社会でも事件は時ならぬものとして起きてくる。
ここ6年間の自分の一身のこともそうだった。次から次と災難が時ならず襲ってきたのである。 桜の咲く時期は短いから貴重な時間である。一年の内で一番貴重な時間となるかもしれない、他に自然を鑑賞するにしても桜のように一時期を鑑賞するものはない、だから桜の咲く時期は貴重だとなる。桜は身近でも見ていないものがかなりある。桜は実際はいたるところに咲いているからだ。
今日の桜は特別だった。雪であり雨でありなお咲き残る花の情緒はなんともいえぬものだった。
会津の方でも雪がふった。そこに桜が咲いていた。これも山国の美であり思わぬ風景に写真をとっていた。会津の桜は見たことがない、ただ湖南地方の桜は自転車で旅して見たのである。会津の桜はほかにもいろいろあるが見ていない、ともかく今日の自然の変化はめまぐるしかった。次々に美が展開したのである。