2013年01月22日

アルジェリアの日本人殺害はなせ (利益だけを求めて先走ることは危険、原発事故もそうだった)


アルジェリアの日本人殺害はなせ

(利益だけを求めて先走ることは危険、原発事故もそうだった)


●国際情勢の知識の不足


なぜテロがアルジェリアなのか?なぜ日本人か標的にされて殺されたのか?これも普通の人には関心がなかったろう。たまたま旅でアルジェリアに関係して人を知ったから自分の場合関心をもった。普通の人は関心をもたない、あれほど危険な所だったということもわからない。ただそこで働く人を手配する人だったのか?知り合った人はビジネスクラスとか用意されたのはそこはあれだけ危険な場所だったから当然給料も高くなっていた。石油をもってくることは命がけだったのである。この事件でもそうだけど原発事故でも現代のエネルギ-は莫大な量が必要であり石油でも原発でも危険をともなっていた。そういう高価なものだという認識が不足していた。イラク戦争でもそうだけどなんの原因かはっきりしない、アメリカの石油利権の獲得のためだったともいわれる。実質的にはそうだったのかもしれない、結果として日本も巻き込まれそのことがこの日本人殺害に影響していたのだ。日本人は欧米とグルになっているということで殺害された。アラブ辺りを旅すると日本人には好感を持っているというが実際はそうではないしイラク、アフガン戦争辺りから変わっていたのである。イスラム原理主義者からすると日本人は欧米人に追随するだけのものとして見られていたのである。真っ先に日本人が血祭りにあげられたことが何を意味しているのか?今回の事件の衝撃はそこにあったのだ。

ともかくアルジェリアという国の成り立ちに関心をもっている人もまれだろう。アルジェリアだ、マリだというと何なのかわからないだろう。アフリカはやはり日本からは一番遠い国なのである。ただイラク戦争からアフガン戦争とその間に世界情勢の変化があった。それを見逃されていた。アフガンのアルカイダのテロリストが今度はマリに結集していたのである。その辺の情報が不足していたし知らされていなかったのである。イスラム原理主義者の火種が移動していたのである。世界情勢も十年とか過ぎれば相当に変わっているのだがその状勢がつかめず危険な地帯に入っていたのである。この世には自然でもそうだったがそうした世界情勢でも知らないと知らずに危険地帯に入っているということである。


●利益だけを求めると思わぬ危険に遭遇する


その一つの要因として人間はどうしても利を求めて利しか頭になくなる。それが危険を見逃す要因になる。石油は巨額の利益をもたらす、するとその石油さえ得ればいいのだということで入ってゆく。ところが他国とかかわることは実は石油を得ることだけでない、その国の歴史とイスラム全体の歴史とか状勢とかかかわってくる。そこに日本人は大きな知識不足がある。イスラムって何なのだとなるとわかりにくいのである。そこに落とし穴がある。他国とかかわるのに利益だけを求めてかかわることは本来できないことなのかもしれない、そもそも現代社会はグロ-バル化したというときただ利益を求めてグロ-バル化した。そこで貨幣が神のように力ももつようになった。それは別に世界だけではない、田舎だろうがどこでも貨幣の力が強くなり人々はただ利を求めて働くだけであり他者とは関係するのも利しかないのである。それが個々にも家族でもそうだとしたら国という大きな関係でもそうなのである。原発だってまず利益ありきであり地元の人でも利益になればと積極的に誘致して利益を得たが故郷まで失うという大損失になった。利に先走るために起きたともいえる。


石油であれ原発であれそれが巨大な利益を生むから眼がくらんでしまうのである。遺産相続の時も巨額の遺産に眼がくらんで争いとなる。そこに落とし穴があったのだ。利益だけを求めると思わぬ危険やかえって大損失を招くことがある。経営でも利益だけではやっていけないと経営の経験者は言う。社会的な全体の利益となるもの、人のためになるものを共通に目指すものとして会社という共同体がある。ただ利益だけを目指したら社会の強調は得られないから失敗するという。まだ自分だけが利益を得ようとしたり会社だけが利益を得ようとしたり社会にみんなに還元されない富は許されないから失敗するとも言われる。これは石油でもそうだったのである。石油だけを得ればいいしその国のことなど知らないとかにはならない、日本は特にアフリカとなると遠いから余計にそうなるのである。

どんなことでも働くにしても利益だけを求めて働くということは強い動機になりにくい、だから時間給とかで働かせるやり方は労働意欲をそぐのである。働くのには何らかの利益だけではない金だけではない動機が必要なのである。現代にはそういうものが欠けていて利だけに先走りかえって失敗するということがある。人間の関係も利だけ結ばれるものではない、利だけだったら長つづきはしないのである。


●内部密通者ほど恐いものはない


今回のテロには内部密通者がいたという。それで解説者が言っていたが短期雇用とか側近とかに働かせる人は短期雇用の人は入れてだめだという、信用できないからだというのは本当である。シリアのアサド大統領でも料理人でも長期に雇用している人であり短期の人は入れない、王様だとそういう危険が常にあったからそうしている。側近は血縁とか武士社会のような忠義の家来とかが必要である。でもそれは何代も家督を継ぐとかして信用を得ているのだ。とても短期雇用では生死をともにする信頼を作り得ないからである。戦国時代でもそうだけど内部密通者がいて外部から攻撃される。
トロイの木馬の教訓は今も生きている。何か訳のわからないものは内部に入れてはいけないのだ。

それを自分は実際に経験したからわかった。手伝いとかヘルパ-でもこうして一時的に入ってくる人ほど危険なものはいない、これは今や田舎だからと関係ない、田舎でも貨幣経済であり金が第一の社会になっているのだ。自給自足の社会とはまるで違ったものとなっているのだ。だから短期雇用で家の中に入ってくる人ほど危険なものはいない、そういうチェックを怠ると本当に危険である。
信用は長い時間の間でしか築けないものがある。国と国の関係でもやはり長い時間が必要になる。
日本はアフリカのイスラムのことなどわからない、そして世界情勢が十年とかすれば変わるからアメリカでも対処できなくなっていたのだ。イラク、アフガン戦争のあとに再び火種はアフリカに移っていたのである。日本は政府に国際関係の情報機関もないからそういう危険地帯に入っていった。もちろんこれは欧米でもそうだった。世界情勢が変わっていてもつかみきれない、テロ組織も変貌していたのである。


ともかく人間を雇用する場合、時間単位で時給で雇用するようなやり方は仕事のモラルも形成できないだろう。仕事は本当は農民社会のように土着的だったときモラルが形成しやすかった。だから江戸時代は全体のモラルが貧しくても高かってのである。現代は職業倫理が形成しにくい、働く方も一時的に金になるために働いているのだという意識しかない、土着的な働き方は違っているからだ。人間は何にしろ長い間しかつちかかないものがある。農家では三代になってやっと村の仲間に入れられたというのはそのことだろう。土着的ということはそういうことである。今はあまりにも変化しすぎるのである。特に技術革新時代になると変化しないことは世界から遅れることであるから絶えず変わることがいい社会なのである。


技術革新というのは悪いことでない、米の品種改良も技術革新である。ただ技術革新は社会の紐帯を破壊する。電動自転車は近くの自転車屋でヤマハの買っていたがパナソニックのでいいのが出たので買った。すると田舎は狭いから新しい自転車でその店の前を通るのもはばかれるようになっていた。そこでいつも買っていたので悪いとなる。田舎では店でもそういうことがある。親しい関係になるから何で近くから買わないのかとなる。でも技術的にいいものは今は通信販売でも買うだろう。どうしても技術革新の時代はそうなってしまうのである。農業がメインの時代は三代つづいて村の一員になったというときそれはそういう社会構造の結果だったのである。

今は全く違う、隣近所すらつながりがないというときそういう社会になったからである。
技術優先の社会なのである。だからこそ原発が利益となれば誘致したのである。田舎では技術革新の時代では不利なのである。都会だと技術優先であり医者でも多いからあそこの医者がいいとかあそこの何がうまいとかで人が集まりまたすたれる。その変化が激しいのである。だからなかなか土着的にはなりにくいのだ。都会は分業化しやすいということである。田舎は反面全体的に息の長い時間でタミニュティが形成されたのである。

posted by 老鶯 at 19:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題の深層
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