2006年04月25日

蛙鳴く(不定愁訴?)


蛙鳴く昔の話尽きぬかな

なんか病気のことばかりかかわっているとこっちも病的になる。頭が痛いと騒ぎ医者に往診してもらった。ところが注射してもらいそのあと夜はぐっすり眠ったら直ったのだ。これは老人の不定愁訴だとか医者が言ったので「不定愁訴」で調べたら頭痛や腰痛などしきりに訴えるがそれは老人特有の「不定愁訴」で本当は頭痛も腰痛もたいしたことはないのだという。またこれは鬱病ともかかわっている。何か眠れない不安などがそうさせる。老人はほとんどの人が眠れずに精神安定剤とか睡眠薬を飲んでいるのだ。

認知症とかの治療には脳のリハビリとしてドリルとかやれというがやはり「回想法」というのが一番効果的である。相手が変わると同じ話でも変わったように展開することがあるしその人にとってははじめて聞く話にもなるからいいのだ。ただこの相手をしてくれるのはかなり親しい親身になってくれる人だからなかなかいないししてくれない。認知症は脳だけの病気ではない、体も病気になる。いろいろなところが痛んでくる。やはりどうしても前に痴呆症と言っていたようにバカになったと言われるから悲惨な病気なのである。それもなんでもできた社会的にも地位があった人や優秀な人でもなるから悲惨になる。あんなに頭のいい人がなんでも人よりやれる優れた人がなぜとなるのだ。

ともかく認知症の家族をかかえるといろいろあって疲れる。まだ軽度だとすると他の人をみると自分はずっと楽である。認知症になったらそもそも一人でめんどうみること自体無理な病気なのだ。認知症にはこの昔の話ができる人がかなり大事になる。そういう人がいないと孤立してしまうだろう。そしたら施設の方がいいとなる。認知症はすでに社会的に大きな問題になっているのだ。


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