2012年07月27日

鬼百合(真夏に働く人を見て・・)

 


鬼百合(真夏に働く人を見て・・)


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草深く老鶯鳴くや日影蝶

鬼百合や復興に働く人の群れ
夏菊の今日も百輪働く人
鬼ヤンマ坂を上りぬ自転車に
森深く日影の道の長しかな

汗流し真夏に働き家一軒ここに建ちにし尊きものかな

今、ここせ31・5度である。平年並なのか、蒸し暑い、この辺で結構新しい家が建っている。古い家は壊された。原発避難者とか津浪で家を失った人が家を建てている。この暑いとき外で働くのは大変である。だから近くでそういう人を見ると労働は尊いなとしるしそうして苦労して建てた家は価値があるとなる。人間の家の価値は大きい。家あるとなしではその差は大きい。家は本当は広いことがいいと思った。最近身内が一人死んで八畳間に寝ているから悠々として気持ちいいのである。6畳に寝ていたときは狭い窮屈だった。家は相当に精神にも影響する。それを考えると田舎では農家などは理想的な住まいだろう。飯館村などは隣と離れていてさらに森につつまれているから住まいとしては理想的だった。そういう人が都会のマンションでもアパ-トでも仮設住宅など狭く感じて嫌になるだろう。だから都会ではあういう狭苦しい所に良く住んでいると思う。貧乏でも田舎に住んでいた方が精神的に楽に思える。まあ、自分は全く大学のとき東京に行ったが都会向きではなかった。


労働のことをいろいろ考えてきたが現代の労働は見えないのである。江戸時代あたりだと労働は個々に明確に見えていた。何をしているか明確に見えていたのである。社会自体も手にとるように見えていた。今は人々が何をしているか見えない社会である。例えば原発で働いている人もいるがその人たちを外部から見ることはできない、そこで苦労している人も見えないのである。高層ビルを建てる人がいるとしてもそれは人間が建てたように見えないのである。一軒の家だったら人間が建てるように見えるから苦労して建てているから尊いものだと価値あるものだとなる。現代ではニ-トとか働かない人がふえたのは労働自体が見えないということもある。江戸時代ならたいがい親の背中を見て育つというときまさに労働は見えていたからそうなったのである。そして親の跡を継ぐ人が多かったから世代間のつながりも自然とできていたのである。


現代の労働で見えるのは医者とか看護師とか福祉関係の人たちである。それは直接人に働きかけるその労働が見える。その労働も人のしたくない、オムツとりかえなどしているから大変だなとその労働が貴重に見える価値あるもの見える。だから生きがいを求めて福祉関係に入る人もいる。それは老人など無駄だというのもあるが感謝される労働なのである。いづれにしろこの辺ではそもそも労働がない、昼間から酒飲んでいたりパチンコ通いとかパランコ屋が繁盛しているのは異常である。人間はやっぱり仕事してないと存在価値すら認められないから肩身が狭いとなる。農民など金にならないといっても俺は農業していると言えばそれはそれなりに価値が認められていたのである。もちろん大工で土木関係でもそうである。だからこの辺では大量に仕事しない人であふれている。その人たちが仕事をしたいとなる。それは金のためではない、生きがいのためなのである。補償金もらっているから食べるのには困っていないのである。むしろ余裕ある人さえいる。自分はベ-シックインカムはいいと思う。なぜか,豊になった時代は仕事は仕事したい人が選びすべきだである。そうしたら誰も仕事しないではないか?そういうことにはならない、仕事しなければ何の価値も認められないからである。
その時かえって人に役立ちたい本当に生きがいある仕事をしたいという人がでてくるし仕事を誰もしないなどありえないのである。それは理想にしてもただ金のためにだけ働く人が多くそういう人はそもそも仕事をしたくない人であるから仕事をしなくてもいいような制度になるのがいいのである。


日影蝶は黒い斑点がある。黒い蝶ではないが黒い蝶をイメ-ジしていた。そんな黒みがかった蝶が飛んでいる。人間は名前に影響されるのだ。名前は詩的イメ-ジも喚起するのである。そのものより名前から喚起されるものが結構あるのだ。都路(みやこじ)は都など関係なくても都があるのかと錯覚するし現実だとさえ思う不思議があるのだ。老鶯-日影蝶はあっていたのである。

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