

飯館へ夏雲湧きて峠越ゆ
大岩の日がな影なし涼しかな
蜉蝣や苔しっとりと濡るる岩
白雲をダムに映して合歓の花
老鴬や午後の山陰草深し
影なせる流れの岸や夏薊
夏の鳥森に騒ぎてまだ暮れじ
木洩れ日のさしてひびける朝の滝岩場に咲けるキツネノカミソリ
清水濡る岩場にひそか金紋蛾羽を休める朝の一時
・・・・・・・・
山陰の影なして叢深く
流れの清くここにひびき
ゆくりなく老鴬の鳴く声
家居もなしに我が一人
午後の長き影なす道を
流れにそいて行くかな
・・・・・・・・・・・・
人間は自然にマッチして生きていればそれなりの快適さを自然が神が無料で提供してくれる。ク−ラ−などは本来必要ないようにできている。都会では自然の涼を求めることができない、一日ク−ラ−のなかで暮らし仕事をして二酸化炭素を出してますます暑くして悪循環になるのだ。密集した都会は異常であり自然の摂理に反するからいづれもたなくなる。自然の摂理に反しているからいくら原子力発電とかで補おうとしてもそれ自体かなり危険なものでありそれが地震で証明されたのである。


【日々の感想(今日の俳句短歌と詩)の最新記事】