最近起きた津浪と原発事故のミステリアスなこと
週刊朝日の「富岡町長の金庫の謎」を追う

週間朝日9月2日
「現在も福島第二原発の仕事を受注しようと、町議自体営業攻勢かけている」
町議は建設業を営み長男が今はその建設会社を勤めている。 町長は加害者である東電を全然追求しようとしない・・・
あれだけの事故があったのに以前として福島原発とかかわり仕事を受注して金を得ようとしている。ここにまさに原発とかかわる町の実体が如実に現れていた。
富岡とか双葉町は未だに原発推進だから驚く。南相馬市も小高区に東北電力の原発が建つ予定であり交付金ももらっていた。それを市長は今度は断った。しかし原発近くの市長村は財政的に深く原発ともかかわっていた。そういう実体がある。これは原発を誘致した市町村には必ずある。それでその金庫には5億円入っていたというのもわからないにしろそれだけの金が原発の仕事の中から入るということはありうるから噂になった。そういう噂には何か真実がこもっている場合があるのだ。原発は金になるし東電も金なるからそういう噂がつきまとう。ともかく津浪で金庫が流されて火事場泥棒が出たというのは本当である。これも真実はわからないにしろありうることであり津浪で他にも金庫は流され金は消えたのである。ともかく原発利権は凄いものだった。これも想像を越えたものだった。何兆円という利益をあげていた東電だった。
だから「原発埋蔵金」があっても不思議ではないのである。
こういうことがあるから双葉町でも原発の回りの市町村は外から批判される。そもそも原発の近くでだけでなく福島市の方まで放射能の影響があったのだからそうした狭い地域の問題として原発が決められたことに大問題があったのだ。双葉町とか富岡町でも評判が良くない、飯館村は同情されているけど外からあまり同情されない、そういう町や村に住むと何か住んでいる人全体もいい目で見られないことはある。そうはいってもここも事故がなければ将来そうなっていたかもしれない、原発は非常に身近な問題だった。もう双葉町でも富岡町でも放射能などより金だとなればそこに住みたい人は住めばいいしもういやだという人は他に移り住むほかないかもしれない、これから原発を建てることに反対してもどうしても敗れることがありそうしたらそこにいたくない人は移り住む他ない。そういう現実を見せつけられたからだ。原発を誘致することはそれだけのリスクがあったのである。
富岡町には遠い親戚の共産党員が住んでいた。その人は数年前死んだ。ビキニのことなど語っていたが今なら堂々と原発に反対できたし町民の支持も得られた。事故前は今でこんな調子だから富岡町民には相手にされない、それだけどっぷりと原発の町となっていたのである。
その人とは付き合いもほとんどなかったが事情あって墓参りしている。原発は共産党くらいしか反対できないものだったことは確かである。今回は共産党の株はあがった。別に支持はしないけど原発はそれだけ反対しにくいものだったということは確かなのである。そもそも自分も放射能について関心などもったことがなかったのである。放射能の危険については眼をつぶらされていたのである。