2011年04月04日

芽吹き(人間は住んでいる土地を簡単に離れられない-原子力事故の恐怖)


芽吹き(人間は住んでいる土地を簡単に離れられない)

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ふるさとや地割れに根を張り芽吹きかな


水仙の石に向きつつ今日も咲く


水仙や余震静まれ石に向く

今起きていることこれは異常である。あまりの激動でありどう対処していいかもわからない、地震でいたるところ地割れして津波の被害は甚大でありそれに加えて放射能である。これをもうどう理解していいかわからない、退避しろと言われても病人とか介護している人とか簡単に退避できない、それで20キロから30キロの屋内退避の人も帰ってきている。一か月とかそんなに長くいられるところはない、他の地域でもそんなに長く世話することは重荷になる。20キロ以内は立ち入り禁止だからしょうがない、牛と馬が道を歩いていた。人影はなくゴ-ストタウンになっている。突然こんな急激な変化を受け入れられない、津波にしてもあまりに急激なことで逃げられず死んだ人が多数いた。放射能ではすぐに死ぬことはないし怖がらない人は怖がらない、怖がる人は無闇に怖がる。もうどうなってしまったのかわからない、放射能はいくら説明されてもわかりにくい、ガンになるのも5年10年後ではぴんとこない、今日は余震は収まってきているみたいだ。ず-と大地はゆれていた。


ここ五年間で経験したことはあまりの激動だった。認知症から自分の病気から犯罪の被害から人への裏切り不信がつのり今度は最悪の状態になったから信じられない、世の終わりだとも真剣に思ったしそういうことをリアルに感じた。地割れはまさに人と人とが信じ合いなくなることである。自然もまた酷かった。これは天罰だとか神の最後の審判とか現実的に思った。一挙に何万人も死ぬ世界が現実に身近にありえた。そして終末的なのは原子力事故であり放射能でありそれが身近に起こった。自分もその犠牲になるという恐怖である。すべて悪夢でありそれがふるさとに起こったことが信じられない、もはや故郷に住んでいられない、農業や漁業は放射能の影響もあり壊滅的である。市役所から土を耕さないようにしてくださいとか言われるのも信じられない、今や空気や水や土が汚されそれを取り戻すことが生きることにもなる。故郷がそんな世界になること自体、終末的黙示録的である。世の終わりが本当に来る・・・そういうことがリアルに感じたのだ。


いづれにしろ未だ生活は異常である。でも20キロから30キロの屋内退避でも人が戻ってきている。ガソリンはゆきわたるようになっている。車も増えた、店も開く所が多くなった。ただ20キロ圏内はゴ-ストタウンである。簡単に人は移動できない、一か月も簡単に退避できない、世話するところでもそうである。だから帰る人が増えた。遊牧民のように簡単に移れない、農業が基盤の社会であり大地に根づくように暮らしていた人々が簡単に移住はできない、高齢者が多いから特にそうなる。高齢者はもう動けないのだ。60才以上でもそうである。移住することはむずかしい。いかに原子力事故が故郷やその土地の人にとって危険なものであり甚大な被害を与えるか真剣に考えなかった。金になるとしか考えなかった罰が与えられている。今度のことはこれまでかかえたことが集約的に現実化したものだった。現代がかかえる問題、文明の限界が天からの警告を受けたということも確かである。文明の崩壊を現実として示されたの。ガソリンがない車が使えない、電気がない、電気がないから原子力だというがそれが危険極まりないものを作り出したのだ。文明的便利な生活への警告だった。自然は天は神は警告を与えたのだ。そんな人間の生活を許さない、文明は自然を汚すものでありそれが罰せられたのかもしれない、今度は大都会に未曾有の災害が襲う、それはまさに世の終わりになるような災害である。それはもう明確に見えたのが今度の大災害である、天災であり原子力の人災であった。


こんなとき作る俳句や短歌も異常である。でも今回の津波や原子力事故でいたるところに物語が生まれてしまった。文学的なテ-マがそこにいくらでも生まれた。こういう激動を経験するとは思わなかった。千年に一度起こる大地震と津波を経験したのだ。団塊の世代は経済の繁栄を経験しても戦争とかも経験していないし恵まれていた。しかし今や国難というようにこれからは本当に生きること自体が苦しい時代である。でもそれは新し未来がこの激動から見えてくる、起きてくるということにもなる。

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