2011年04月01日

梅の香(放射能の風の影響)

苦しさに梅の香りはありにけり


幸いや動かずにすみ庭の石


蝋梅や動かずにすみ庭の石

こんなとき俳句とか短歌とか詩を作るのもなんだけどその変動はあまりに大きいから自然も変わったしまうほどの変化だからこういうときは誰も何かを書きたくなるだろう。それぞれに二万人以上死んだら物語が生まれてしまったのである。それはとても今や語り尽くせないのである。テレビで報道しているのもその一部の物語である。戦争状態のようになってしまったのである。
俳句にしても一茶の俳句のようになる。苦難のなかで作る俳句である。


●放射能で移動せずにすんで助かった


ここは32キロ地点であり移動せずにすんだ。もう母は動けない、ボケていて何が起きたのかも理解できない、寝ているだけでありその介護やらで大変だった。誰にも相談したり協力してもらえる人もいない、全部一人だけでやるほかない、原子力事故が起きてすぐに逃げた人が回りで多い。原子力事故は起きた時、すぐに逃げるのはやむをえない、放射能が水素爆発したにしても拡散する、だから早く逃げる必要があったができなかった。「安全だ、安全だ」と政府や学者が言うのは信じられない、原子力は安全だ、安全だと呪文のように言いつづけて地元でもそうであり誰も逆らうことはできなかった。そして誤算だったのは意外とここが近かったことである。かろうじて30キロ圏外だったので移動せずにすんだ。とるものもとりあえず移動させられ人は苦しかった。20キロ圏内は立入禁止になり家に荷物もとりにいけなくなる。それで避難所で酒飲んで車取りに戻りたいと言って包丁ふりまわして暴れた浪江の人が逮捕された。自分も緊急入院の時どうしても家に荷物をとりになど大事なものがあったので戻りたかったが死ぬと言われできなかった。そして家では大変なことが起こった。今20キロ圏内はゴ-ストタウンになり飼い犬が野犬化して徘徊しているから信じられない映画のようなことが現実となっているから信じられない。野犬が放置された死体を漁っているとかなど聞けばまさに突然に天国が地獄と化したのである。突然放置された家には泥棒も入る。治安は悪くなる。地獄をまざまざと見ていることが信じられないのだ。まあ、ともかく動かずに移動しなくてすんだから助かった。移動していたら母は疲労で死んでいた。神戸の大地震でも地震の後に疲労などで病気で900人くらい死んだというのもわかる。それにしてもあんなに人が移動するというのも信じられないことである。そしていつ帰れるかわからないというのも悲惨である。その怒りは頂点に達している。でも地元にも責任があるからがまんしているのだろう。


●放射能の風の影響


今回は放射能が30キロ圏外でも飯館村や福島市で南相馬市より高いシ-ベルトを示していることの原因である。天栄村でも牛肉から基準値より高い放射能が計測されたことに驚いた。郡山市でも南相馬市より数値が高い。これは風のせいだったのである。


東風(こち)ふかばにほひをこせよ梅の花 あるじなしとて春なわすれそ 菅原道真


今の時期はこの東風が浜通りでは海の方から吹いてくる。それと同時に春北風(はるきた)というのも吹いてくる。これが交互に吹いてくるのだ。丸森とか山を越えたところでも東風(こち)が吹いてくる。丸森だと山から吹いてくるのだが実際は海が近いから海から吹いてくるのだ。飯館村も標高が高い所にあり東風が吹いてくる。東南の風でもある。一方北風は北西の風は山から吹いてきて海に吹くから放射能は東南の風の影響を受けて飯館村や福島市に風で運ばれたのだ。南相馬市は北風が吹いて放射能は海に放散されたから低いレベルになった。今回は放射能は海の方へ流されたから陸地では少なかった。天栄村まで流されたとすると風の影響が大きいことがわかる。放射能は目に見えないから怖がらない人は全く怖がらないだろう。それで自分も怖がらないで外を自転車で出歩いていた。他の人は家にひきこもっていた。やはり事故当初は放射能が多く拡散されるから引きこもっていた方が良かった。30キロ圏外ということで安心していた。放射能については素人はわからないし学者でも御用学者が安全だ、安全だと言っても信用はできない、微量でも影響があるという学者もいる。原子力は安全だ、安全だとどれだけ言われてきたか、その安全神話が崩壊したからである。パニックになるから安全だ安全だといい、避難指示地域を広げないのは保証のコストがかかりすぎるからだというのがわかる。ともかく今回は福島県は特に浜通りから中通りは即命にかかわるから真剣になる。放射能の恐ろしさは人が住めなくなることである。すでに30キロ圏内の土地を国で買い取り特区にしてしまうとか遂に故郷に帰れない多数の難民が生まれてしまう悲劇である。
今や神話の村とかで飯館村を詩にしたりしたがそれが放射能汚染村になったことが信じられない、白が一転して真っ黒になってしまった。だから空気までも汚した原子力の恨みは大きい。
飯館村まで影響すると思った人はいないだろう。放射能は広範囲に影響するものだということを知るべきであった。

東風ふかば思いおこせよ放射能飯館村の恨み深しも


こんなふうな歴史を記すことになったことが信じられない、水も空気も特別きれいな所だとして行っていたからである。



牛乳から極めて微量の放射性物質 米カリフォルニア州

太平洋越えて風が運んだのか?放射能は遠くまで飛ぶんだよ、とんでもない遠くまで飛ぶ
天栄村の放射能測定は間違っていないのだろう

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