2011年02月24日

一連の中東のデモは何を意味しているのか? (アメリカのイラク攻撃は今になると無益だった)


一連の中東のデモは何を意味しているのか?
(アメリカのイラク攻撃は今になると無益だった)

バーレーンも親米国家だが、イランと同じシーア派が政権打倒の暴動を起している。
シーア派が多数の国なので、政権が倒れれば、イランと同盟を結び、親米から離れることは必至。バーレーンには、中東を管轄する、米海軍の基地があり、中東の安全保障上重大。


一連の中東のデモはアメリカにとってはかえってやっかいなものになっている。アメリカは民主主義の国なのに独裁が好きというとき、独裁者がアメリカ側につけば外交は独裁者とだけで決められるから楽だった。イラクは反米の独裁者だったから反感をかって9・11のニュ-ヨ-クのテロで大量殺戮兵器を隠しているとか難癖つけられ攻撃された。今になるとイラクもおそかれ早かれ独裁者を倒すデモは起きていたから別にアメリカが介入して無駄な血を流す必要はなかった。アメリカは力あるからその力をふるい無駄な血を流すことが多く世界から恨まれる。そもそも民主化するということはその国民自らが立ち上がりすることだから今回のような独裁者を倒す民衆のデモはアメリカの民主主義を実行するものである。でもそれを全面的にアメリカは支援しにくいことでもアメリカの都合のいいように民主主義は使われるのである。スンニン派とシ-ア派の対立が激化してデモがバ-レンで起きている。シ-ア派はイランの勢力下にあるときイランの勢力が中東に拡大化してゆく、するとそれは確実にイスラエルに影響してくるからアメリカにとってもいいとはならない、一方でイランでもデモが起きているからイランの今の指導者と対立するアメリカにとってはいいとなるがデモによって起きる次の政権がアメリカ寄りになるとは限らない、中東は政治宗教経済(石油)がかかわって複雑な地域である。


とにかくなぜアメリカがイラクを攻撃するのが世界的にも納得いかない人々が国々が多かった。9・11のニュ-ヨ-クのテロの過剰被害者意識でその勢いでイラクを一気に攻撃侵略した。民主化を望むならその国の国民が立ち上がり独裁者を倒せばいい、それが今実行されている。他国が介入したら民主化にはならないからだ。イランの勢力が拡大化していったらアメリカはイラクからも排斥されてゆく、そしたらイラクへのアメリカの軍事介入は侵略は何だったろうとなる。やはりアメリカは大量殺戮兵器があるとこじつけて無理やり軍事侵略したというのが今になるとさらに見えてくる。それは世界情勢をそれほど知らないものでも何でイラクを攻撃しなければならないのだと思った。ヨ-ロッパからエジプトまで戦闘に参加させたのである。何のためなのかアメリカの一方的横暴にも見えたのである。やはり時間が経つと見えてくるものがある。アメリカにとって9・11のニュ-ヨ-クのテロとその犯人はイラクとは関係ない、格好の口実とされた。その時アメリカ国民の愛国心が怒りとともに燃え上がったからである。ちょっと理性的になればイラクと

9・11のニュ-ヨ-クのテロは関係なかったのである。そのことを事件があったとき書いてきたしそういう意見が世界的にも多数だった。でもアメリカの力に押し切られて多国籍軍が編成されイラクに侵攻した。日本は参加せずに莫大な軍資金をしぼりとられた。参加しないことは今になると正しかった。そこに何の正当性もなかったのである。でも実質は参加したと同じだった。歴史は時間を経ないと見えてこないことが多くある。なぜそんなことをしたのか?ふりかえるとそこに明確な意図が見えてくる。イラクを抑えて中東に影響力を持つ、中東の拠点をもつ、バ-レンと同じようにアメリカの拠点化する政策としてイラク侵攻があった。最初にそういう明確な目的がありそのあとに大量破壊兵器があるためだと世界に主張した。でも実際は大量破壊兵器はなかったのである。そういう矛盾を指摘する国が多くてもアメリカの力に押し切られたのが現実だったのである。


現代の中東の独裁者を倒す国民のデモは起こるべくして起きた。30年も独裁がつづくことは正常ではない、独裁者はその権力集中による富の恩恵に十分にあづかった。そんなに長く甘い蜜を吸い続けられることはなかった。人生でもそんなに長く幸運がつづくことはありえないのだ。いづれにしろこういう状態になったら独裁政権はもうもたない、時間の作用でそうなったのである。時間の力は人間をこえている。おそらく10年前にデモしてもこんなにデモが波及することはなかった。今やとめることができない、そういう時代に時間に逆らっても無力である。だからいさぎよく引くのがいいのだがもうできなくなるのも人間なのである。そういう甘い蜜を吸いつづけていた独裁者はやはりまだ同じ状態がつづくと思うのだ。だから簡単に引くことはできない、人間は引き際が大事だというけど過去の栄光も捨てにくいし権力は老人でもふるいたい金は手放したくない、地位も手放したくないというのが本音である。結局いくら30年でも長いように見えても終わって見ればあまりにも短すぎる、その栄誉栄華終わって見れば短すぎる、はかなすぎるのだ。ええ、これで終わりかということになりあきらめきれない、これが偽らざる人間の本音なのである。ムバラクは80をこえていたしカダフィも70近い老人なのである。

でも老人で権力を手放したくない、人間は権力に固執する、引き際大事だと言っても簡単に諦めて権力を放棄する人はまれのである。それにしても独裁者はやはり狂気に向かっている。 木まで粛清するとか言っているのは明かに狂気になっている。前に狂気について書いたけど支配するものは自ら狂気になるという見本である。社会主義の革命の狂気もカンボジアの粛清もそうだった。狂気に突っ走ってゆくとき誰も止められなくなるのだ。中東の動乱が世界にどう影響するのかは予断できない、世界に波及しつつあるから中国でも戦々恐々としているだろう。たまりたまったエネルギ-が今マグマのように爆発しているのだ。だから誰もとめることはできない、その先がどうなるかは読めないともなる。

 
イラクに自衛隊派遣の危険 2003-12月9日
http://musubu.jp/jijimondai12.htm#iira
posted by 老鶯 at 02:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題の深層
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/43562272
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック