未来への詩(2011)
Right appealed mountain
軽やかに未来の空は透き通っている
冬の真澄の空のようにどこまでも
力強く真直に樹々は立つ
塵も凍りて大気は澄みきひきしまる樹
風は寥々と梢に鳴りぬ
飛翔する鳥は喜々と彼方の未知なる世界へ
希望は高く天に達せむ
大地を踏みしめ牛のごとく歩め
力は大地よりわき上がり
大地の実りこそ真の実り
今の忍耐の一歩は未来に通ず一歩
人は今にはあらじ未来に向かって進む
大いなる未来こそ夢見て死すべし
今成らざるものが未来に成らむ
神の御意によりて成らむ
広々とした世界の大気を吸いこみ
その視界をさらに拡大せよ
新しき陽は赫燿と未来に向かって昇る
衰えざる光明の強さに新年は明けぬ
闇を払う光のますます強かれ
さらなる崇高なる峰を仰ぎ心高鳴る
厳しくも真を顕かに示現す大山岳
高らかに正義の詩を発揚すべし
この世に闇は深けれど神の力は全地に満ちむ
全地は神のものなり人のものにあらず
全権は神にあり人にあらじも
新しき天と地を望み成るべし
全能の神は成しえざることを成しぬ
海は割れエジプトの軛を脱して
新しき神の都、エレサレムを目指す
永久なる都よ、神に祝福されし都よ、闇なき都よ
朽ちざる命のそこにあるべし