2010年11月11日

恐るべき高齢化社会の現実(孤立化する老人の暴走)

恐るべき高齢化社会(孤立化する老人の暴走)

●家族でも老人が居場所なくなる


老人問題を書いてきた。最初は自分の家族が重い認知症にかかった恐怖を延々と書いてきた。高齢化老人問題はそれだけではない、元気な老人も問題なのである。特に社会的問題として孤立化する老人がふえてくるのだ。経済的事情もあり二所帯で住めない老人もでてくる。
回りを見回してみたまい、娘夫婦や息子夫婦と一緒に住んでいる老人は少ない、所帯が別々となり孤立化しているのだ。老人に敬意ない社会とか軽く言っているがこれは非常に深刻な問題なのである。老人の居場所がないのである。その居場所は家族であり家族から分離される老人がふえている。家族の中でおじいちゃん、おばあちゃんとして居場所があるならいい、それがなくなるとそれは大きな問題に発展する。そういう孤立化した老人がふえることは実際は恐ろしいことである。このことを恐怖をもって自覚させられたのが自分そのものだった。その個人の資質もあるから全部にあてはまらないが老人の居場所がない、老人として価値を認められないというのは老人にとって大きな問題である。

昔だったら江戸時代とかになると老人は少ないし老人の価値は認められていた。居場所も家族の中にあった。それは代々職業が農民でも職人でも受け継がれてきたから老人の知恵が必要とされたから老人の価値は認められていたのである。ところが代々家の職業をつがない時代となると老人の知恵は無用となる、かえって時代が急速に変化して追いつけない、老人の技術や知恵も用なしとなる。その具体的例として病院で知り合った農家の老人だった。それなりの土地を所有して古い家に一人で住んでいる。街でも車ならそう遠くない、でも職場が街にあるから息子夫婦は街に移り住んでしまった。ここは街と言っても4,5万の都市であり小さな都市である。でもそういう小規模な都市でもその郊外の農家は跡継ぎがいないとかで老人が古い家に一人取り残されて遂には廃屋になってしまうのがふえているのだ。その老人の話を同じ病室で聞いていたとき面白かった。農民は実際に具体的に自然を知っている。竹が土手に植えているのは竹に根をはらせて堤防を強化するためだとかいろいろ自然のことを実地の経験から知っている。そういう知恵が活かされるのはやはり跡継ぎがいてこそなのである。その跡継ぎがいなくなれば活かしようがない、自分にとっては郷土史研究もしているから本当に興味深いものだった。こうした農家に住んでいる人も孤立化した老人なのだ。自分の経験したものが伝えられないことはその経験も活かされない、老人は価値のないものだとされてしまう。会社で長年勤めた人も一旦会社を退職するとその経験も活かされることがない、そして社会では老人は無用なものだ、早くくたばれなどとしか言われない、税金ばかりくう若い者にとっては無用なものだから特に団塊はくたばれと毎日罵倒している若者がいる。そういうのもわかるけど社会にとって居場所のない老人、価値の認められない老人の問題は実際は恐怖となる。バチンコ屋が今や白髪の老人ばかりだとか病院が老人の社交場になっているとか異様な風景が生まれたのもそのためである。高尚な老人は少ない、社会が低級なるものを根底にするとき当然高齢化も低級なものに支配されてゆくのだ。

●金だけが価値となる老人


現代の老人の特徴は物質的豊かさの中で高度成長の中で育ったから極めて即物的であり精神的価値、宗教心などをもっていない、老人になると淡白になるとかあきらめの境地になるとかそういう人はほんの一部なのだろう。むしろ最後の欲望をかきたててがむしゃらにその欲望を達成しようとする。愛欲もあるし金銭欲もある。老人になって様々な欲望がむしろむきだしになる。そして我慢できないというとき先がないというあせりがある。こつこつ働くの馬鹿らしいとかにもなる。今大金が欲しい犯罪をしてもほしいとかこの世の欲望を果たすため短絡になる。じっくり耐えてゆくということかない、その原因は孤立化し家族での居場所もない、個となった時、そういう欲望がむきだしになるのだ。それは野獣のようにさえなる。そこで恐ろしい犯罪も田舎のようなところでも他人の眼さえ気にしなくなる、歯止めがないのが現代なのである。家族の中でおじいちゃん、おばあちゃんとして価値を認められていれば精神的に安定しているが分離して孤立化すると精神が不安定になるのだ。特に夫婦などいればいいが単身の個の孤立化した老人は実際は相当に危険な存在になっているのだ。そういう独居老人がふえているのだ。ゴミ屋敷老人もそうである。必然的に社会に迷惑をかける老人がふえてくるしそれが少数だと思って害がないと簡単に考えるがそれは社会を破壊するほどの恐ろしをもっていることに気づいていないのだ。つまりモラルが破壊することはこういうことだったのである。

モラル(道徳)というときこれまでは嫁-姑の問題はあった。でも一般的に姑の地位が高く嫁は姑に従うというのが筋でありそれが社会道徳であったから嫁はしかたなく我慢していた。そのモラルも全く破壊されて姑は家から出され孤立化してゆくときどうなるのか?まだ60代では若いし欲望のある人はその欲望が自制されずむきだしになり社会にでてくる。それが暴走老人となる。

老人は金をもっている、老人は金を使わない、若者には金がない、老人は無駄に金をためこんでいる。そういうことは本当である。なぜなら老人の価値は金にしかないからだ。金をとったら老人の価値がなにもないとしたら当然金をためるしかない、例えば息子、娘夫婦に対して家を建てる資金を出す金があれば老人の価値がでてくる。金のない老人は息子、娘夫婦に対して価値のないものとされる。老人の価値は若者に伝えるべき技や知恵がないとするとき金しか価値がない、金のない老人の何の価値もないとなる。その時老人の不満は社会に向かって牙を向き爆発させる。それが恐るべき犯罪となってゆくのだ。社会を破壊する犯罪となってゆくのだ。
犯罪は個々人の資質があるにしろ社会的問題として常に犯罪は生まれてくるのである。


高齢化問題は介護とかだけではない、居場所なくなった、価値を認められない老人は社会に向かって反逆するという恐怖がありそれは社会を根底から破壊する。旧来のモラルが破壊されるということはこのように恐ろしいことなのだ。無用な税金ばかり浪費する老人は早く死んだ方がいいとか若者が言うとき老人は馬鹿野郎、俺たち簡単にまだ死なないぞ、犯罪をしてやりたいことをやるこの社会も破壊する、若者に喧嘩を売って若者を苦しめて死んでやる、俺たちは先がないからもう死ぬだけだから刑罰もなにも怖くないんだよ、死刑になってもいづれまもなく死ぬんだから同じことじゃないかとかはもなるのだ。この心境は老人にならないとわからない、この先人生は長い、がまんしても耐えていればいつかいいことがある、努力が報いられる。そんな流暢なことは言っていられない、今欲望をはたさなければまもなく死ぬんだぜ、今大金が欲しいんだ、そして欲望を果たすんだとなり淡白な諦観の来世を目指す宗教心のある世界とはまるで違う、それだけ即物的に金に価値を置いた社会だからこそそうなったのである。それが恐るべきもだということを実感している人はまだ少ない、社会が根底からモラルの面から破壊されるのである。そして国そのものも滅びる。中国に責められて国は滅びない、内部からモラルが崩壊して滅びてゆくのだ。

困った老人と上手につきあう方法
http://www.honzuki.jp/book/book/no10474/index.html

狂暴化する老人
http://promotion.yahoo.co.jp/charger/200909/contents03/vol35.php

タグ:暴走老人
posted by 老鶯 at 23:02| Comment(10) | TrackBack(0) | 福祉医療-老人問題
この記事へのコメント
ご紹介頂いた書籍の書評に共感でき拝読させて頂きます。傍若無人は職種、性別、年齢制限がないようです。そして、こういう人間性が医療や介護に携わっているであろう現状はも怖いかもしれませんね。医者の嫁だろうが何だろうが。
求めても無駄かもしれませんが世の中は一向に改善されなくて当たり前です。高齢者にとっても暮らしやすい世の中とは…??裕福な困った老人を盾にすれば犯罪も遊び感覚となってしまうのでしょうか?私利私欲で見せかけの優しさを振りまく心が枯渇した人が何と多いことか…思い通りにならなければ攻撃??とんでもない!高齢者にとっても暮らしやすい世の中に…簡単に口にする人もいますが暮らしやすい世の中ってどんな世の中を示唆するのでしょう。間違ってますね!!あまりにも『心』を見失い続けた傍若無人が多すぎます。多くの方々に手にして頂きいと思った一冊です。
ご紹介頂きありがとうございます。

それから、小林さまの詩を紹介させて頂いた「認知症ねっと」ですが、管理者様や運営会社をは同業者として懇意をもたせて頂いておりました。廃止説が一人歩きしているのか、一人歩きさせている人がいるのか分かりませんが、廃止ではありません。
高齢者にも色々な方がいますからね。醜いなどと言われる人がいても仕方がないのかもしれません。
暇なら世の為人の為、知的作業に加わって頂きたいものです。
Posted by Ayumi at 2010年11月12日 19:27
小林様へ

すみません!重複してしまいました。
先の Ayumi at 2010年11月12日 19:20の方を削除頂けませんか?
その後、この「先の削除願い」も削除して下さい。
宜しくお願いします。
Posted by Ayumi at 2010年11月12日 19:30

いくら老人でもお前らは生きている価値がないから早く死んだ方がいいとかあからさまに言われればそうですか俺たち老人は死ねということかその前にひと暴れして死んでやるとかなるでしょう、老人は先がないからそうなったとき暴走老人となり怖いということです

老人の価値が金でしかないとき金をためこみ金を強奪する人もでてくる、その被害者になる人もでてくる。そういう恐ろしい体験をしたから60代の老人はまだ元気であり女性でも色気のある人はまだいる。女性の欲望も強いものだとつくづく思った。60代の女性でも家の中で姑として地位を保っていれば精神的に安定する、家の中で価値を認められていれば安定する。それがなくなったとき家からはじきだされたとき精神的不安定になり犯罪にもなる。

世の中は家の秩序が破壊されるとき恐ろしいものとなる、家の秩序を戦前では重んじて家を国家の柱としていた。国家とは国とは家が基礎にしてあるということだった。そんなもの古くさいとか民主主義の世の中になり何でも平等だとかなったのはいいにしても離婚は増える家の秩序は破壊されて恐るべき暴走老人が生まれてきたのである。自分たちの生きる価値を否定された老人は必死で社会に攻撃してさらに社会秩序は破壊される・・・それは恐ろしいことである。
Posted by プログ主(小林) at 2010年11月12日 20:02
私はどんな時も、家族介護者さんの味方です。
どんな時も。世間には色々な高齢者の方がいらっしゃるようですが認知症の恐ろしさ、介護のしんどさも十分分かるからです。
だから、小林さまのような方が孤立して御一人でお悩みを抱え込まれる事を懸念しているだけなのです。相談窓口の選択は御自由ですが、どうぞお一人で抱え込まないでください。
資格と経験を使ってご家族やご本人の為に、私に出来る事はさせて頂きます。勉強にも際限がないので疲れを感じる事もありますが好きでやってる事に後悔はございません。
愚痴を履けば切りがない矛盾した社会の改善は誰がするのか…。
私達一人一人でしょう。
自分の家族の事は自分達で守る、その小さなユニットの集結と少しの勇気なのです。
共に頑張りましょう。
Posted by Ayumi at 2010年11月13日 06:06
小林さま
もう一度だけお伝えさせて下さい。今の世の中は悪循環なんです。揶揄されたり醜い罵詈雑言を浴びせれらた高齢者さんのなかには、小林さまと同じ事を思う方もいらっしゃるでしょう。差別された人も、半ばヤケクソ的生き方をする人もいるかもしれません。でも、和解に繋がらない様な攻撃は悲劇を生むのですよ。言いやすい若い者や誰かに八つ当たりしたところで、自分と同じ被害者が出るだけ、その被害者は高齢者を益々嫌いになり攻撃…永久に終わらない醜い争いです。コンプレックスの塊でただの僻みならば、小林さまの様に建設的且つ説得力ある説明の仕方はできないはずです。感情的になって罵りあったり、匿名など証拠を残さない様な悪質な嫌がらせは、チンピラ同然で自分に非があるから正々堂々と直接相手に向き合えない鬱憤ばらしですから、相手にしないか、大人のやり方でお灸を据えましょう。
見守らせて頂きます
Posted by Ayumi at 2010年11月13日 09:59
日本はおかしいんだよ
Posted by ´ at 2010年11月15日 14:41
ババアが狭い道の真ん中でトロトロ歩いていて 急いでいたので、追い抜かした時、肩がふれただけなのに悲鳴をあげやがった。トロトロ歩くなら道の端を歩けボケ老人だからお前ら嫌われるんだよ。
Posted by タッカー at 2010年11月15日 14:47
足おそいくせに青点滅でも渡り始める。ひき殺すぞ!
Posted by マッカー at 2010年11月15日 14:51
お前らも時期そうなる 覚悟しておけ
Posted by (^○^) at 2010年11月15日 15:03
お年寄り(認知症)との接し方が下手な奴の腹癒せ、責任転換した逆恨みでしょう。
親の顔が見てみたいが、親不幸ばかりしている自惚れた人間なんだろうね。
でも、自分から情を引く為に若者に次々に近ずいときながら「あいつが優しくするのは下ごころがあるからじゃ。」ってな事をいうアホもいるから何とも言えないな。
ま、上記のものは小学校程度の学歴なんでしょう。
小林さん、このままでは駄目ですよ。
小林さんも、いつまでも放っておくわけはないと思ってます。
Posted by ^_^ at 2010年11月15日 18:13
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