2010年10月11日

秋の病室の窓ー十首


ーーー秋の病室の窓十首ーーーーー


原町の病室の窓紅に雲の染まりて秋の明くゆく

秋の朝病院に目覚め原町の街に光や我は生きるも
  
鳩とびて明けゆく街を原町の病室に見ゆ秋の朝かな

鳩とびて健やかなれや秋の朝病室の窓に我はより見ゆ

病室の窓に見ゆかな山脈に秋の雲影落とす朝かな

病室の窓にあきつの番いとび夫婦はあわれ離れざるかも

原町の病院より見ゆ道の駅出会い別れに秋の日暮れぬ

原町の病室に見ゆともる灯は大原辺り秋の夕暮
  
ゆくりかに船一艘の進みゆく病院より見て秋の日暮れぬ

鹿狼山今日も見えつつ原町の病院に過ごし秋の日暮れぬ

原町の街の灯(ともしび)しとしとと秋の雨ぬる病室に見ゆ
 


 

南相馬市立からのながめはいい、六階でありまったく景色が違ったように見えるのだ。夜は前と同じように街の灯が下に灯っている不思議な感覚になる。
ただ病院に本当に病人になって入院するととなると結構つらい。
食欲もあるし歩けるし病気のように思いないにしても病院に実際に閉じ込められる事は辛い。でも正岡子規が病気で写生の句やら短歌を作ったように病気は写生に向いている。動けないからじっと対象物を見ているほかないからだ。
病気になったからこそ写生一筋に目覚めたともいえるかもしれない。


 

この記事へのコメント
南相馬市立病院はお医者さん、少ないのですかね?医師募集も好待遇(?)で広告されています。
確かに、周囲は自然に囲まれた環境の良さそうな所ですね。ネットは便利ですが分かっていても氾濫した情報に惑わされたり誤った判断ミスに繋がります。今後は自己判断での薬局通いはお止め下さい。 故兄も入院中は、じっとしている事が辛かったようで吐いた愚痴もカルテに残っていました(笑)

病院から見える風景に飽きたら、記憶に留まる風景や人々、家族などを回想し詩も作られては如何でしょう?「愛する調和する家族」第二弾!?
小林様の感性に更なる磨きをかける機会かもしれませんよ。楽しみにしています。

私は…都会の騒々しさもありますが、最近、作品が生まれない状況です。

笑顔には 病を癒す 魔力あり
コスモスみたく
(…この先が出てきません…(@_@;))

病んだ時は精神まで萎えてしまうでしょう。そういう時に、職員から笑顔で穏やかに声を掛けられるとコスモスの花を見ているような明るい気持になったり癒されるという意味を含んだ短歌を作りたかったんです。施設でも同じ事が言えますが。
何か良い作品に仕上がりませんか?<(_ _)> 

お母様の為にも、早く治癒するよう病院生活は我慢願います。
Posted by Ayumi at 2010年10月11日 20:10
小林さま
お大事になさってください。
でも、けっこう元気そうですね。

認知症の母も入院して2ヵ月くらいですが、外泊したがります。
先日、一泊だけ外泊しましたが、物足りなかったようです。
でも、付き添う方は、一泊でも疲れます。(笑)
Posted by 華子 at 2010年10月11日 21:52
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