2007年05月22日

会津の母親首切りはなぜ(2)−(認知症と比べて−正常と狂気の判別)

会津の母親首切りはなぜ(2)
(認知症と比べて−正常と狂気の判別)

認知症にかかわってから正常と異常の問題を追求するようになった。何が異常で正常なのか何が狂気で狂気でないのか?その判別はどこにあるのかということである。今回の事件は何が異常なのか、狂気なのかということなのだ。母親や父親を殺すことは普通にあることであるから異常でも狂気でもない、その首を切り飾りたかったとかなると明らかに正常な人間では考えられないことである。でも戦国時代は首切りは普通にあった。その敵の首も見せしめに晒していたし飾っていた。地獄の黙示録でも同じようなこと死体を飾ることがあった。それが異常かとなるとそうでもない、余りに過酷なベトナム戦争の結果としてそうなったから異常ではない、人間的な常識のバランスが崩れたことは確かである。これも異常とか狂気ではない、今回の事件の何が異常で狂気かとなると肉親のそれも母親をそうしたことである。そんなことが人間にできるのかとなり異常と狂気の領域に入ったのである。ベトナム戦争のような狂気を経験したわけでもないいたって素朴な生活をしてきた若者がそうなるのかというショックなのである。

認知症の狂気は実際に接してみて極端な物忘れ狂気をうむ、今かたつけていた衣類をタンスから出してあるのだがそれが自分がしたということをまるっきり忘れているから誰が散らかしたんだと身近なものに狂気のように問い詰める、誰が散らかしたんだ、その名前を言えと顔まで変わり狂気となり責める、その時何を言っても納得などしない、自分自身がしたことを絶対に納得しない、記憶にまるっきりないから誰かが散らかしたと思い込み近くにいたものを責める。この時は非常に危険である。狂気だから止めようがないのだ。その時薬を飲ませたり注射をして静めるほかなくなる。これは他の精神病でもそういうことはある。この狂気はとめようがないから狂気なのである。認知症の一番の狂気はここにあった。その他はすべて狂気とはいえない、わかっていることが意外と多いのである。だから認知症の人が殺人までいった例がないのはそのためである。

狂気は説得などできない、瞬間的な発作のようなものである。それは自然に治まるか人為的に強制するしか方法がないのだ。この事件の謎は一時的に狂気的になり犯行に及んだのか?狂気が発症したのかとなる。狂気は一線を越えたら狂気である。認知症でも殺人が起これば一線を越えるのだから危険だとなる。認知症も発作的に狂気は起こるのだが歯止めがあり殺人まではいたらないのだと思う。この少年はやはり狂気にいたり殺人にいたった。それも普通のニ−トなどの親の殺人とは違う、余りにも残虐でありそこに狂気があった。他の人はそんな殺し方をしないからである。自分の親に責められたりしかられたりして発作的に暴力にいたったり殺したりすることは結構あるがここまでの異常な殺し方をすることは狂気だとなる。死体をきりきざみ物ののようにそれも母親をそうするのだから狂気だとなる。

狂気というのはその人自身がどうにもならず狂気にひきずられるのである。認知症の極端な物忘れもそうである。忘れたくなくても忘れてしまうからだ。そして瞬間的に忘れたことから全く記憶されないことから不安になりパニックになり狂気化する。これはその人の責任ではない、脳の病気の結果そうされてしまったのだ。だから昔は狐がついたとか憑依現象としてみられていたこともわかる。何ものかが悪魔かもしれないが心に脳に入ってきて暴れさせるというのは理にかなった話しなのである。その人自身にはどうにもできないことだとなる。この事件もそういうことだったのか?

いづれにしろ何が正常で異常で狂気なのか?この判別は結構むずかしいことがある。認知症の場合は実際は狂気の部分は極めて少なく正常なものとして理解できることが多いのである。だから認知症は一般的な狂気、精神異常とにていても一緒にはできないものである。自分が実際に接した限りではそう思うのである。ともかく今回の事件のショックはなぜこんな田舎でこんな事件が起きたのかという疑問である。これは他の人も同じだった。これまでは大都会の環境が一つの原因とされていたからである。それ故衝撃が大きかったのである。

 

会津の母親首切りは薬害だった?
http://musubu.jp/jijimondai35.html#yaku

posted by 老鶯 at 00:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題の深層
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