照葉樹林の波立海岸
波立海岸の岸壁に
照葉樹林の名残り
光が燦として明るい
岩礁に白波砕け
鴎がよぎり飛び
はるか沖に白波がたち
航行する船が見える
その岩陰の日陰に休む
礒の穴には小魚が隠れ
はるか沖から涼しい風
一面に砂浜にハマヒルガオ
燦々として光が明るい
眩しい陽光は南国の光
照葉樹林に照らす光
珊瑚礁もここに根付き
黒潮にのり小さな熱帯魚も来る
磐城は古代の常陸に隣接して
いち早く開かれた地域
今も東京に一番近い
ここに南国の燦然とした光に欲して
太古の巨大な生き物の夢を見る
海は山深く入りアンモナイトが眠る
夏の日波が岩礁にしぶき洗う
若き女性のスカ-トが海風にそよぐ
磐城は福島県の湘南とか
唯一南国の海を連想する
海の幸に恵まれて古代からも
のんびりと暮らしていたのか
燦然と明るい光がそそぐ
照葉樹林の花々が咲き開く
大きな美しい蝶が飛来して休む
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