2010年04月07日

何故カルト宗教団体の被害者になる人が増えたのか?


 何故カルト宗教団体の被害者になる人が増えたのか?

 
●何故戦後カルト宗教団体が増えたのか?
 
カルト宗教団体がなぜこれほど戦後増えてきたのか、それは大東亜戦争の時、天皇崇拝の言論弾圧など信教の自由がない反動として雨後の竹の子のように宗教団体が増加したのだ。その最たるものが創価だった。その時人々は戦争に負けて茫然自失して何に頼っていいかわからなくなっていた。今まで頼っていた天皇も人間宣言で憑き物が落ちたように転落した。アメリカから民主主義が入ってきたがこれもまた何なのかただ名前だけであった。民主主義とは何かもわからない、今まで批判していて英語すら敵国の言葉だからとか否定していたのがアメリカ一辺倒になったことが戦前と戦後の二つの世代を生きた人はどうなってしまったのか全く拠り所を失ってしまったのである。そのあとに民主主義は結局何でも自由だということであらゆるものが自由になった。信教の自由がありその宗教は何でもいい、何を信じてもいい、どのように解釈してもいい、どんな宗教団体でもいい、その中味はどうでもいい、信教は自由だ、自由を否定するものは許せないとなり宗教も規制されることはない、悪質な宗教とは言えないものも堂々と勢力を伸ばす結果になった。何か批判すれば信教の自由を規制するのか、民主主義に反するとなる。それが創価のように政治と全く一体化すればますます宗教を利用した政治活動でも政教一致でも批判できない、戦争の時の天皇教も政教一致だったからその批判をしているのも不思議である。左翼系は国旗さえ無視している。それほど極端になっているのに全く政教一致の創価などは批判されない、真光なども相当に政治色が強い団体なのかもしれない、政治に相当影響しているから政治家でもマスコミでも批判しない、そもそも聖教新聞を新聞社で刷っているところがかなりありそれが収入源だから批判したりしない、会員から巻き上げた金はそうしたマスコミ対策として湯水のように使われるのだ。これも実際何でも自由だと民主主義の落とし子でありその極端なものがオウムだったのである。あそこまで極端化することの恐怖である。規制がない自由というものも実際は相当怖いものなのである。ナチスが民主主義が生まれたことでもわかる。ナチスすら自由だから規制できないのである。
 
●自由は大衆にとっては重荷だった
 

何でも自由だというとき本当にこれは個々人にとってもその自由を使いこなすことは簡単なものではない、例えば職業にしても何でもなりたいものになれるのが現代、職業選択は自由だ。あなたは何にでもなれるんだよと言われてもでは一体自分は何になっていいのか、何を目指すべきなのかわからない、人間はそもそも若いとき自分が何に向いているかなどわかりにくいのだ。個性を尊重しろ、自由だと言ってもその自由を使いこなすことは至難なのである。だから江戸時代の方が精神的に安定していた。武士は生まれたときから武士になることが定められてた。教育も家庭でも藩でも武士としていかにあるべきかを文武両道で習った。もう目標が決まっているのだからその目標に向かって行けばいいし回りもそうだし何を見本にするかも決まっているから厳しい修行があっても精神的には安定していたのである。そこには自由は確かにない、武士になる意外の道はないが道は定められているからそこにはそれなりの人物が作られてゆく、
それで明治維新のときそうした武士がやはり主導したからこそできた。江戸時代と明治を生きた人間は二つの世界を知っているから偉大だった。明治以降日本人は武士の精神は受け継がれずそれたものとなり人物もなくただ学業の秀才だけが支配して日本を誤った方向に導いたのである。

 
個々人でもお前は何にでもなれるとなるとつかみどころのない混沌たる世界にほうりこまれることになる。自由というのは相当重荷になるのだ。あなたはこれをやれとかあなたはこの道を究めろとか一定の指導があった方が安定しやすい、何でもやれるというのは何もやれなくなると同じなのである。ニ-トとかフリ-タ-とか増えたのは個性尊重であり自由尊重から親が寛容であったからそういう自由に生きようとする人が増えた。その親とは団塊の世代だった。団塊の世代は企業戦士であり企業に会社に全く服従した人たちでありその反面自由がなかった、犠牲になったという感覚をもっている。だから子供にはもっと個性を尊重して自由に生きてもらいたいと反動としてそういう精神傾向をもっていたから子供にも嫌な仕事にもつかなくても寛容だったとなる。でもこれは今や裏目となった。自由になるというより回りが仕事につく自由さえなくなってきていたのである。いづれにしろ自由であることは必ず「小人閑居して不善を為す」というのは今の時代には多くなる。高度成長の時代にはニ-トとかフリ-タ-はほとんどいない、みんな正社員として働いていて働かない人はアウトサイダ-とかなる。それは上野霄里氏とかの天才をさして言っていたのである。あのような天才であってこそ自由でありえた。自分のような凡才は自由に生きることは容易ではない、だから大学でもそこは高校と違い余りにも自由すぎたのである。授業に出ないのが普通でありそれを誇りにしていたとか全くそこは自由の世界なのである。だから一日マ-ジャンで終わっている人もいたし結局マ-ジャンだけして大学を終えた人も相当いるのである。これも 結局「小人閑居して不善を為す」なのである。ましてやこれだけ増えたニ-トとかフリ-タ-もそうなる。自由は簡単に天才のような人でない限り使いこなせないのである。選択も自由だとなるとき一体何を選ぶべきかもわからない、それでカルト宗教に誘いこまれたりするのである。自由とは大衆にとっては重荷でありその代価がカルト宗教団体など跋扈してそこで精神が狂わさせられることになるのだ。
 
●なぜカルト宗教団体から脱するのが困難か
 
宗教というのは信仰はまず独立した信仰でないと必ずゆがめられたものとなる。信仰するとき誰かを仲介するとき、何かしら必ずゆがめられているのだ。仏教を究めようかとなるとき宗教団体に入ること自体とんでもないことである。ここは仏教を教義としているからここで仏教を学べるのかとなったらそこは暴力団の組織だったとかと同じなのが宗教団体である。こういうことがまかり通っているのが今の世の中である。そして団体に入ることが宗教であり団体に入らないものは宗教とは信仰とは全く認められない、巨大な数を要して圧力をかけるときその団体が何者かと他では意識させられるのだ。八百万票を提供できる団体か、これは無視できないと政治家ではなる。ただ数として勢力として認定してその中味はどうあってもいいのだ。政治にはこうした宗教団体が必ず具体的に集票組織として関係しているのだ。そもそも団体に入ることが宗教であるというとき団体はBODYとも訳すから団体はすでに肉なのである。霊と肉があるとき団体に入ったものは肉として機能する運命にあるのだ。団体に入らない宗教者とか信仰者はこの世に存在しないのである。この世は肉(BODY)しか認めないからである。でも団体は圧力を社会にかけるのはいいが宗教的な根本の慈悲だ愛だとか徳を実践することはない、圧力かけて寄付させたり票を集めはさせるが個々人にそうした愛とか慈悲とか徳ある人は存在しない、あくまでも組織の勢力拡大を第一としているからそういうことにこだわると会員は増やせないからそうなる。あなたが苦しむのは先祖が悪いとか信じて拝まないからだとかいうがその人自身の責任など問わない、借金で苦しむ人はそれなりに金がないのに贅沢して金を使っているかもしれない、でもそういうことを問わない、先祖が悪いと言うけど実際はその人が悪いのである。
 

ロマ 8:15〜16
「あなたがたは再び恐れをいだかせる奴隷の霊を受けたのではなく、子たる身分を授ける霊を受けたのである。その霊によって、わたしたちは『アバ、父よ』と呼ぶのである。御霊みずから、わたしたちの霊と共に、わたしたちが神の子であることをあかしして下さる。」

 
奴隷の霊を受けるというとき団体に入ったものは肉(BODY)のものであるからそうなる。そして仲介者をもって霊を受けることはできない、霊は神から直接来るからである。そこに牧師であれ仲介者が入ればその人は肉の人だからどういう人かわからないから頼るべきとはならない、そういう人の中には邪悪な人もいる、除霊するとかなんとかキリスト教団もカルトがかなりありそこで奴隷の霊を受けるからだ。なぜこれほどまでに宗教団体の奴隷になる人が進んでなる人が膨大なのか?まさにこの世がサタンに支配されているからではないか?容易にサタンの奴隷にされるのがこの世なのである。宗教団体の奴隷化した人たちは執拗にスト-カ-したりしていることはサタン(悪魔)の手下たとして働いているとしかいいようがない、それで自分たち信仰深いと思っているから始末が悪い、戦争のとき多くを殺した人が英雄となるように全くサタンに洗脳されて行動してしいるとしかいいようがない、でも自由の名のもと民主主義の名の元に公然と勢力を拡大化できるのだから自由と民主主義はまさにサタンにとって好都合なものだともなってしまっているのだ。自由だということはサタンにとっても自由だ、自由に自分たちの手下を増やして勢力を拡大化できるという皮肉があるのだ。
posted by 天華 at 22:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題の深層
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