2010年02月28日

春爛漫小田原城

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春爛漫小田原城 


鯉はねて小田原城は花盛り


小田原の天主を望み春の鯉

朝桜小田原城に映えて散る

城門や旅人入れて春の月

行く人に花を散らすや小田原城

春の雲流れて天主に海望む

城今宵客を迎えて花に月

春の雲箱根に上る電車かな

木の間ぬい石畳の道夕鶯

急ぐなと休むや春の石一つ

箱根路や枝垂桜に石一つ

石一つ休みてここにスミレかな

畑宿に下りてバス待つ春の月

旧街道偲びて行くや馬酔木かな

春の暮本陣跡に石一つ

春の星一つ二つや畑宿に

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海望み箱根の山の高きかな小田原城に桜映えにき


朝日さし小田原城に桜映え波のひびきて東海道かな

海近く小田原城や花の影真昼明るく大門入りぬ

相模湾春の潮のひびきけり小田原城に我は来にけり

箱根路の石畳の道残るかな春の夕暮我バスを待つ

箱根路に本陣跡やバスを待つ鶯鳴きぬ春の夕暮

春の海望みて城や関東を治めし誇りここに残りぬ

正宗へ恨みの残る小田原城花の盛りにみちのくゆ来ぬ

城中に葵の紋の長櫃の残され古りて春の日暮れぬ

花盛り流れのひびき富士の嶺の目前に迫り湯煙はきぬ

春の朝芦ノ湖澄みて真白なる富士の嶺の影ここに映しぬ

石一つまた石一つ旅人の休みて下る春の箱根路

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花爛漫小田原城



小田原の城下に桜望む海

春の潮のひびきよせ

伊豆半島も弓なりに

天下の険箱根の嶺迫り

お堀に鯉の跳ねて

関東の覇者の城にあれ

東海道の随一の宿場町

堅固な城門なるも

今宵は春の月光り

遠来の客招き入れるべし


東海道というと海道であり中山道とは対称的である。海に開けている道である。東海道の昔の道をたどることはむずかしい。都会化が激しいからどこが東海道だったかわかりにくい。小田原城は海に近い、天下の険の箱根の山も見上げられる。東海道は海に沿った道でありそれが魅力なのである。ここもとぎれとぎれに旅したから昔の東海道がどうのうよだったかはわからなかった。つまり東海道を連続したものとして旅するにはこれも相当演出した労力が必要なのである。その点中山道は昔を偲びやすいのである。つくづく現代の旅は雑踏とかビルとか車の洪水とか様々なもので記憶に残りにくいのだ。東海道などは特にそうである。どこに行ったのかさえ記憶できない、そして旅は最初に計画→実行→回想がありこの回想も旅の大きな楽しみなのである。回想してみて旅は完成する。この回想の旅も終わりがない、この回想の旅を豊にするには何度も書いたがいかに記憶に残る旅をするかなのである。これは必ずしも写真を大量にとって記憶しようとしてもできない、人間の五感の記憶として残せるかどうかが問題になるからだ
これは分類としてホ-ムペ-ジに出したの書き足したアップした。
http://www.musubu.jp/notetrip.htm
この記事へのコメント

小田原城はいい、海がすぐそこだ

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Posted by プログ主(小林) at 2010年03月01日 21:47
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