2010年01月08日

冬木立の村

 
  冬木立の村
 

村人は支えあって生きている

冬木立のようにしんみりと

その中に名もなき人の

粗末な墓が埋もれている

村は互いに支え合い成り立っていた

都会は流砂のように人を押し流す

一つの経済的単位部品として

もはや人は人としてありえない

人と人が支えあうには巨大すぎる

人はそこで盲目の働き蟻とされる

摩天楼が何を意味するのか

それは意味なき蟻塚なのかもしれない

村は人が一本一本の樹のように

深く大地に根付き質素ながらも

冬木立のように支えあっている

一つの岩は時間の中で忍耐を刻み

岩と岩が向き合う存在の重さがある

村は代々支えあって成り立っている
posted by 老鶯 at 22:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩全般
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