2009年02月21日

砂場の山のトンネル(小学生三年以下)-(童話の部)


 

砂場の山のトンネル
 

砂場に二人はまたあそびにやってきました。
「今日はなにしてあそぼうか」
「今日は山をつくってあそぼう」
「そうしよう」
みんなで一つの山をもりあげてはたいてかためてつくりました。
「山をつくったらどうしようかな、つぎは」
「つぎは山にトンネルつくろう」
「それはいいや」
こんどは山に穴をほりあいました。穴がほっているうち山に穴がつうじました。
「穴ができた」
「こっちからもできた」
「だれの手だい、オレのだよ」
「トンネルができた、できた」
トンネルは山にできました。トンネルをとおして二人は顔を見あいました。
「見えるかい」
「見えたよ」
二人は笑いあいました。車の小さなおもちゃをもっていたのでそのトンネルをはしらせました。
おもちゃの車はトンネルをぬけて二人のあいだをゆききしました。二人はそれぞれ砂の家をつくりました。山をはさんで二人はあり二つの家がありました。トンネルをつうじて二つの家はむすびあうことができました。でもとつぜんトンネルはちょっとくずれました。
「トンネルがふさがったよ」
「またほればいいよ」
二人は両方からまたほりあいました。またトンネルはつうじるようになりました。二人はよろこび安心しました。トンネルにまたおもちゃの車をとおしました。二つの家はまたむすばれました。
ぽっかりと春の雲が一つながれてきました。また一つぽっかりとふわふわと流れてきました。

今日の砂場あそびはおわり二人は家にかえってゆきました。二人は家で夜ねむり夢をみました。
おもちゃの車がトンネルをとおる夢でした。スイスイととおってゆく夢でした。
posted by 老鶯 at 14:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 童話
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