90や意識明瞭寒椿
九十歳意識明瞭万両の赤き実映えて新年祝う
80歳以上になると5人に一人が痴呆症、アルツハイマ-、認知症になる。このアルツハイマ-とはなにかまだよくわかっていないのだ。認知症という名付け方は良かった。何かを明瞭に認知できなくなる精神の病気である。今までの精神分裂病→統合失調症、鬱病とかあるがそれとにた面があるがやはり老人特有の脳の細胞が萎縮するとかわからないが老化がかかわっているとみるのが普通だろう。単に物忘れとか耄碌したボケたとか老人特有の老化ではなく脳の一部の細胞が破壊される病気らしい。鬱病は今どきかなりの人がなっているがこれは軽い方だろう。こうした精神の病になるのが80以上になると5人に一人とは割合が多いのである。ひどいのになると実の子供でも「あんただれ」とか見分けがつかなくなるから悲惨である。
80以上になって意識明瞭な人は勝ち組なのだ。認知症になる人はその人いくらその前に社会的に地位があり活躍した人でも無惨な結果になる。負け組になるのである。だから勝ち組、負け組というとき最後までわからないとなる。これも結局余りにも長生きする時代が生んだものである。今90以上の人はかなり戦争とか経験しているし苦労した人なのである。だから寒椿がにあっているのだ。90以上まで意識が明瞭であればそれだけで生前たいした功績がなくても立派だと思える。実際はその前に二、三割は認知症とか寝たきりとか何らか障害者になっている割合が多いからである。