2006年01月14日

冬の雨(中国製のジャンパ-)

中国の安いジャンパ-に冬の雨

冬の雨ぬれて烏や田舎町

我が町に三本の枯木や帰る駅

鴨眠り池の凍りて写る月


中国製のジャンパ-は2千円くらいだから安い、ホシイモなども安い、中国製のものが入らないと困る人がかなりでてくる。下流社会が形成されるとなると中国製が入ってこなかったら最低限の生活すらできなくなる。中国とかアメリカでは貧富の差が大きくても階層社会でも最低限の生活を支えるシステムはアメリカの場合はあるらしい、福祉とか教会関係が支えている。中国でも安い宿がそれも百円くらいのがあるから貧乏人でも泊まる宿がある。日本の社会は総中流社会用に作られたから高かった。百円ショップとかホテルでも仙台の駅から離れた所で3千円のがあった。下流社会用のサ-ビスが用意されてくるとそれなりに暮しができる。学校でも修学旅行に行く金が出せない人がかなりでてきたというのも明らかに階層分化してしまった。

それから格差社会は地方にとってもそうなる。大都会の一部は金持ちになるが地方は今度は自前でやらなければならず苦しくなる。公務員の待遇も悪くなるしリストラになる。公務員は待遇が良くすぎたことは間違いない、たいしたスキルがないのに金ばかりもらっていると下流社会から妬まれたのもわかるのである。グロ−バリゼ-ション−化の世界では国際競争に勝たねばならぬのだから優秀な人はそれなりに待遇しない会社自体が成り立たなくなっているからこれはみんなが下流の層も認めているのだ。しかし公務員はそうでないからここに恨みが集まり自民党が勝ったのである。小泉首相の政策はアメリカ型の格差社会にすることだったのだからそれが現実化してきたのかもしれない、その負の側面として犯罪とかがふえてくる。金持ちは防犯つきの壁の中で暮らしている。中国でもそうである。こういう格差社会が日本にあっているのかどうかいいのかどうかは疑問である。つまり冬の雨をひとしお冷たく感じるようになるのが下流社会であり地方であるから中国製の安いものが入らないと余計ひどいことになる。
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