冬の日や小松が下に家の墓
北風に揺すられ小松耐えてをり
新年の銀河の輝きいやましぬ
今年は今ものすごい風が吹いて家を揺さぶっている。松の内というおだやかな気分はない。家のなかも新から外も内もおだやかな正月ではなかった。家の前に墓がある家で小松の下にある。いつも先祖がそこにいるとなるからお参りがいつもできるからいい。小松というのも日本人になじみな日本的なものである。小松という地名も結構ある。庭の小松でも日本的な風景としてある。でもその小松が激しく風に揺すられている。人間の安らぎは本当に生きている限りないような気がする。死ぬまでいろいろな災難が内から外から襲ってくる。今や家の外からも中からも激しく揺すられている。日本人にとって松というのは特別な意味があった。その考察はあとにしよう。