葛尾(かつろう)村から三春へ(秋の暮)
(残された物語)
http://musubu2.sblo.jp/article/21906585.html
実家のある場所は相当縁の深い場所である。相続のことで前の戸籍を見たら父の出たのは葛尾村の柏原だった。そこから小出谷にでた。小出谷は小出屋であり小屋を建てて畑などを作っていたがそこに住みつくようになった。だからあとから開拓されたところである。葛尾村から三春への行程も相馬藩と三春藩の歴史の道でありそこに物語がある。伊達氏の愛姫(めごひめ)が伊達氏に嫁ぎ相馬の殿様の姫も嫁いでいる。それで妹思いの兄が山木屋やの別れ道で三春の妹に思いをはせたとか物語が生れる。そして三春から相馬を思う秋の暮であった。江戸時代は国境を越えると別な国になっていた。つまり他国にはなかなか行けない場所だったのである。ともかく約三年ぶりに一日だけ外泊できた。これは今までなら何でもないことだったが特別なことになったのだ。