2025年11月11日

自然の効用と人間の効用の対立−無用の用の老荘思想から見る 【人間は文明化して自然のことがわからなくなった―熊とは何なのか】


自然の効用と人間の効用の対立−無用の用の老荘思想から見る
【人間は文明化して自然のことがわからなくなった-熊とはなになのか】

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熊の害を問題になる時熊を駆除すればいいとなる。それは人間側から見た対処方法である。害になるものは排除しろとなる。
この問題でも大きな自然の作用とか効用を無視する人間側の論理で解釈するから問題になる。ブナの木を橅としたのはこれも人間側からみれば木材として使用しにくいから無用の木となった。
自然からすればブナの木は必要なものである。何でも人間側の都合で効用で見るとその反作用が生まれる
熊問題もそういう面があるだろう。害獣でしかないとなる。だから駆除すればいいとなる。それは人間側からだけの論理でありそれが自然全体か見た時生態系のバランスを崩すものともなる。

養老孟司氏は、サルやイノシシが畑を荒らす理由は、野犬の不在に起因していると考えています

野犬狩りである。野犬がいなくなったから、役所は野犬狩りをしない。同様にして、野犬がいなくなったから、サルだのイノシシだのの天下になった。まさに納得。

野犬というのは、里の近所をウロウロしているもので、そんなものがいたら、私がサルなら人里近くには出ない。なにしろ犬猿の仲、私がかつて飼っていたサルはイヌに尻尾を噛み切られたことがあった。

野犬など邪魔で有害と見たがそれもそうでもなかった。これも何が有用なのか無用なのかがわからないからそうなった。
野犬は今でもインドとかネパールとかに多い、それで怖かった。その野犬が役に立っているということも意外だとなる。

なぜ熊は犬に負けるのか?


狼が熊の天敵であり犬がそれを受け継ぎ天敵となった。つまり自然界では天敵が必要でありそうしないとバランスがとれない、狼でもいなくなったことが熊が増えた理由にもなるのはそのためである。
人間は人間側の論理で都合で自然を計るけで計り得ないのが自然である
むしろ神であれ自然に計られる方が人間なのである
だから何か人間が自然を征服して自然を計る操作するという時自然からの反作用があり災いが生まれる
人間の業(わざ―技)が災いを産む、それは科学技術文明でもその科学技術が災いを産む、それが原発事故でもあった

それで無用の用の老荘思想が生まれたのも東洋が自然を深く見ていた。
なぜなら西欧には用の思想しかない。無用の用などありえない、そういう発想が生まれないのである。
とにかく熊の問題でも大きな自然全体が関係しているから簡単に熊を排除すればいいとはならない、それはあくまでも人間側の論理である
そうして人間側の論理や都合で自然に対処するとき必ず災いが生まれる
熊でも狼とか天敵がいなくなり増えた。自然のバランスが崩れて天敵がいなくなり増えた。

ともかく人間側の論理で都合だけで自然に対処するとそこに自然からの反作用があり危険になる。つまり人間の知恵は神の自然の知恵には及ばないからである。人間は自然を操作することはできない、操作される方だからである。人間が作った文明でもか科学技術でもそれがバベルの塔のように崩壊するというときそうである。自然は依然として未知であり
熊問題でもそうである。第一熊など見たこともないし熊のことがわからない、熊は何なのだろうとなる。ただ熊でも自然の一部だから熊を意識するようになった。それは津波でもそうである

津波でも何百年に一度くらいに起きないとそれを常に意識することがむずかしいのである。その時間のスケールが幅が人間の寿命が百年でも短いからである。自然の時間のスケールも人間の時間感覚と余りにも違うからそこで自然を見誤る。400年前にこの辺でも津波の被害があっても全く忘れられていたこでもわかる。

どうしても人間は自然のスケールと違いすぎるか対処できない、熊問題にしてもそうなのである。熊がいたの熊は何なのとなる。
今根掘り葉掘りいろいろな人が言うのもやはり人間が自然から離れて生活していう結果だとなる。自然のことがわからなくなっているからだとなる。ただ驚くのは東京の都心部まで熊が出ていることである
その熊はやはり自然の何らかの異変を伝えるものでありそれが東京でも意識されたとなる。東京でも自然の一部だからそうなったともなる。



posted by 天華 at 15:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題の深層
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