2025年08月16日

戦後80年ーなぜ日本の戦争は起きたのか? 【文民統制がなく軍部の暴走−軍隊を持つことの否定の思想】


戦後80年ーなぜ日本の戦争は起きたのか?
【文民統制がなく軍部の暴走−軍隊を持つことの否定の思想】

日本にとっても軍縮は喜ばしいことのはずなのですが、対米協調路線を軟弱外交とみる立憲政友会や軍の一部にとっては面白くありません。

この問題はのちに統帥権干犯問題となり、経済問題での失敗もあって浜口首相は東京駅で暴漢に狙撃されるのです。

B統帥権を犯すべからず=軍部は内閣の制限を受けない

「天皇の統帥権を政府が邪魔してはいけない」という話は、「軍に命令できるのは天皇だけ」ということにすり替わり、のちに軍が満州で勝手に事件を起こしたり、戦闘を始めたりするのを政府が防げなくなりました。

軍隊という実力組織をきちんと管理するにはシビリアンコントロール(文民統制)といって軍を動かせるのは「政府だけ」と決めておくことが大事です。

この統帥権干犯問題によって軍部の独走にお墨付きを与えるような事態になってしまったのです。

ロンドン軍縮会議

●ロンドン軍縮会議がアメリカとの戦争の発端に

NHKでこのことをドラマ化した、ここでは山本五十六が主役でありその交渉に当たった。山本はアメリカに生活していて英語ができる。アメリカの事情に詳しいということで海軍から選ばれてその任に当たった。
山本五十六はその軍縮会議で英米とうまく調整して対立しないようにしたが海軍の命令でできなかった。でも国民はかえってこの軍縮会議で英米に譲らなかったとして山本五十六を熱狂して迎えた。山本五十六はそれをいいものとしてはいなかった
何故なら英米の力を肌で知っていたからである

その時代まだアメリカの力を日本では低くにていたからである。
この会議でアメリカが強硬だったのはそれだけの軍事力でも強国の自負があったからである、日本はまだアメリカの力を低く見ていた。だから山本五十六は英米に穏便に交渉して対立したくなかった

何故日本はアメリカとの戦争に向かったのか?

このロンドン軍縮会議の決裂が対立を避けられないものにした。日本は軍拡になりアメリカとの戦争に向かった。ただその時代はイギリスが七つの海を支配していて世界を植民地化していた。だからイギリスがアメリカより大国であり実質的にアジアでも植民地化していた
だから必ずイギリスが大きく関わって来ていたのである

それは中東でもそうでありイスラエルが建国されたのはイギリスが工作して勝手に国境線を作りユダヤ人に与えたのである、またシリアなどはフランスが植民地化していた。アジアでもベトナムはフランスの植民地だったのである
つまり欧米列強が世界を牛耳った時代でありそれに対抗する新興国として日本が世界の舞台に現れたのである
だから七つの海を支配したイギリスの後にアメリカが世界の覇権国となっていった
だから第二次世界大戦はアメリカが覇権国となる戦争だったともなる
その前に立ちはだかったのが日本だったのである

●シンガポールからジョホールバルで日本はイギリスに勝つ

最初は真珠湾攻撃で戦端が開かれたがその次はイギリスの植民地だったシンガポールとかマレーシアのジョホールバルとかが最初の激戦地となり日本はその戦争で勝利して日本が大英帝国に勝ったということで世界から注目されたのである
そのジョホールバルに赤十字の病院がありそこに私の姉が従軍看護婦として4年間地獄の苦しみを生きた。それは傷病兵を看護するのだから過酷だったのである。何かその傷病兵も苦しくて自殺した人がいた。それはドラマではなく事実だったのである、一番苦しかったのは戦争が終わる時ジャングルに逃げて食べる物もなく悲惨だった。ジャングルで生き延びて戦後に帰還した日本兵が話題になった

ともかく日本はなぜアメリカと戦争になったのか?

それが良く検討されていない、あいまいにしている、それは誰が責任だったとか問うことになるから日本政府でもしたくないからだとしている
それを問えば日本国民にも責任があったとかなるからである
確かなことはその時代軍部が海軍と陸軍が政府ともなり国民もそれに従ったということである。それが過ちとなり300百万人を死なせたとなる

陸軍【関東軍】ー満州事変で暴走
海軍ーロンドン会議で英米と対立

軍部がシビリアンコントロール(文民統制)から離れて暴走した。その軍部が統帥権を持っていた天皇を利用して国民を支配した、それが戦争に向かう大きな原因だった。天皇は実質の力はもっていなくても常に国民を支配するものとして利用されてきたからである
天皇は神であり神に従いとなる政教一致でもあった。それで日本は深刻だとなり負けないとなり多大の犠牲をはらったのである

もう一つの番組で特高のことを取り上げたが共産党員が戦争に反対して弾圧されて
拷問を受けた。それも女性もそうでありその時女性蔑視があり女性が生意気だとなり特高に拷問を受けた。この特高というのは警察権力であり戦争に反対する者を厳しく取り締まったのである

●文民統制(シビリアンコントロール)がなく軍部が暴走

ここで何が戦争に向かわせたのかとか振り返ると軍部であり警察でもあった
それは実質的に国民を支配できる権力を持っていたからである
シビリアンコントロール(文民統制)はなくなり軍部が暴力であれ従わせることができた。そうなると軍部の思いのままになる、それは暴力集団でもあるからそうなる。今でも警察には庶民でも怖がり逆らえないからである。ましてや軍部となるとそれより怖いとなる

権力の怖さはそれが暴走することである。それが満州事変の関東軍でありロンドン会議の軍縮交渉で海軍の言いなりになったことでもわかる。
そこにはシビリアンコントロール(文民統制)が全くなくなっていたのである
その時代軍人が一番威張っていたということを聞いた
庶民は軍人が一番威張っていて軍政の下で生活していたのである

なぜアメリカと戦争になったのか?

それは軍部の驕りからだったもなる、その軍部は暴力組織だから国民は逆らえなかったとなる。ただ国民も英米に対抗心がありアメリカの力を見くびっていたのである。つまり軍部が力を持つとき危険になる

草食動物が鋭い牙とか象が巨体とかなっているのはあくまでも肉食獣から守るためであり攻撃するためではない。なぜならそもそも草食獣は草を食べるのだから肉食獣を攻撃する理由がないからである。肉食獣は草食獣でも食べなけらば生きていけない、だから人間の場合敵から守るために軍事力を持つという理屈が成り立たないのである、草食獣ならわかるが人間は必ず軍事力があればそれが攻撃力になり相手を攻撃して肉を食らうとなる。相手も武器をもっていたらそもそも攻めてくるから武器を持つと見る。
だからキリストが剣を持つ者は剣で滅びると言ったのである。それが核を持つ国は核で滅びるとなる。

●軍隊を持つこと否定する老子の思想

いずれにしろ軍人が力を持つときは危険な状態になる、軍拡になるのもそうである
だから本当は自衛隊のようなものがいいのかもしれない。私たちの軍隊は攻撃はしません、守るだけとなる。それでも相手は他国はそう見ないのである
自衛隊でも確実に他国を攻撃する能力がある。こうしてお互いに軍隊を持つ限り平和はないのである

夫(そ)れ兵は不祥(ふしょう)の器、物或(ある)いはこれを悪(にく)む、故(ゆえ)に有道者(ゆうどうしゃ)は処(お)らず。君子、居れば則(すなわ)ち左を貴(たっと)び、兵を用うれば則ち右を貴ぶ。兵は不祥の器にして、君子の器にあらず。已(や)むを得ずしてこれを用うれば、恬惔(てんたん)なるを上なす。勝ちて而(しか)も美ならず、而るにこれを美とする者は、これ人を殺すを楽しむなり

軍隊を持つことはこのように否定されるべきものである。

而るにこれを美とする者は、これ人を殺すを楽しむなり

軍事パレードはするが武器を軍事力を誇ることは美とするは危険である
でも現実に中国でもアメリカでも軍事パレードをした。それを美とすることは危険なのである。

いずれにしろ戦後80年なぜ戦争になったのかを総括して知らないとまた戦争になる
戦争の悲惨さも80年も過ぎると忘れられるからである




posted by 天華 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題の深層
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