2025年01月01日

【2025新年東北讃歌の詩−松島など】 北上川は盛岡から岩手山を経て石巻に流れる


【2025新年東北讃歌の詩−松島など】
北上川は盛岡から岩手山を経て石巻に流れる

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松島 MATUSHIMA
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岩手山荒肌見せて厳しく迫り
身を正し石垣の反る間を行きぬ
盛岡の城跡に夢見る詩人
時に紅葉の赤々と映えて
武士〔もののふ〕守るみちのくの城
忠節の古松のここに根を下ろしぬ
北上川の流れ悠々と岸辺波だち
蛇行しつつ滔々と流れつつ
大海にそそぎ入るかな
沖に船見え打ち寄す波や
石巻江戸に向かふ船ぞ勇まし
千里の彼方や波にゆられて
正宗の雄図や夢ははるか
大船の行くぞ頼もし欧州へ
大望を抱き雄飛せよ
牡鹿半島に金華山望む
航海の無事を祈るや
瑞巌寺杉の真すぐに立ち並ぶ
苔むす仏岩窟に座して瞑目
口を堅く結び悟りあれ
あわれもの寂びて鐘の音は
松島の海の底にもひびくかな
その音に魚も聞き入りぬ
波静か奇しき島々松の良し
観瀾亭の古木の太しも
金地に映えぬ殿の間や
桃山の障壁画雄渾なる松
威風に満ちて根を張りぬ
冬の鴎飛び赤い橋長し
伊達60万石の栄の威光かな

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仙台から盛岡まで新幹線で50分くらいだから早い、それで岩手山が近くに聳えているような感覚になった。
北上川は石巻まで流れているが運河になった所があり街ではない別な山の方に河口がある。それは大きな河口である。
北上川を通じて岩手県と宮城県が結ばれている。ただそれほど荷物が運ばれたとならない、最上川とは違っている。でも大河でありうねうねと流れている

川の名前は『日本書紀』に出たが、未だに位置を特定されていない「日高見国」に由来すると言われる。「日高見国の母なる川」という意味で「ひたかみ」と呼ばれたが、のちに転訛して「きたかみ」となり、やがて「北上」と当て字をするようになったと言われている

日高見の国はここから発しているのか?他では日の昇る国が由来としている、つまり北上川とは日高見の国がありその国を流れているから名ずけられた。最初に国名があったとなる。

東北も広い、六県あっても別々なのである。一関から岩手県というのもわかりにくい、でも宮城県と岩手県は別の国となっている
境界がわかりにくいのである。宮城県と山形県の境界は面白山トンネルを抜けると山寺があり山形県になるからわかりやすいのである。そしてトンネルを抜けると雪国だったというように宮城県は雪はあまりふらない、でも春になっても山形県は山には厚くまだ雪が残っている。気候が相当に違っている、宮城県は太平洋に面しているから海風が吹いてあたたかいとなる。日本海側は雪に埋もれる。
とにかく地理だと境界になるものがあるとわかりやすいのである。岩手県でも句界(くざかい)となると標高が高く春でもぶ厚いい雪が駅に残っていた、たしかにそこが気候の境でもある
でも山形県と秋田県の境はどこなのかとなるとわかりにくい、岩手県と青森県の境もわかりにくい、日本の地理はそもそも山多くてわかりにくいのである。

なぜ伊達政宗が東北の覇者となったのかというとやはり地理が関係していた。天然の良港に恵まれて欧州まで船を派遣した
それだけのことができたのもまず内湾があり船を出すのに恵まれていた。福島県の浜通リとかなると大きな内湾がないから漁業でも宮城県の十分の一しか漁獲量がないからである。
また石巻から江戸に米を船で運んだのもやはり航海できるものがあった。
伊達政宗が東北の覇者となりえたのは地の利だったのである。

観瀾亭の写真

今年も日本全体では良く言う人はいない、2025年はさらに暗黒になる。経済も悪いし暗澹なものになる
私自身は何かこれまでの旅したことなど実りとなるものがある
その総まとめになっている。だから自分自身のバイオリズムとしては悪くない、やはり何でも実りとなるのには時間がかかる
旅したとしてもそれを後で回想して作品にする。そのときすぐには作品化できないのである。東北だとやはり地元にもなるから作品化しやすいとはなる。東北を一つとしてアイデンティティを持ちやすいからである。

今年も創作を続けるのでよろしくお願いします

コメントは忙しくてできなかった。家事に時間をとられる。
プログに毎日書くだけで手間なのである。
何か工夫が必要ではある

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