2023年06月05日

昭和30年頃の暮らし (テレビの影響と蒸気機関車から新幹線の変化)


昭和30年頃の暮らし

(テレビの影響と蒸気機関車から新幹線の変化)

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月給が5000円くらいだと店を開く金を5万を得るのに相当に苦労した。それで借りたことを公務員だった姉は常に語っていた
つまりその時5万は大金だったのである、銀行でも貸してくれなかったのである


●昭和30年の公務員の月給が5000円−馬鹿高いテレビの値段

昭和30年で国家公務員の月給が5000円くらいなのには驚いた。そしてテレビの値段が12万なのである。それも信じられないとなる。ただテレビは出たときは個々人の家庭でわ買っていない
理髪店とか電器店とか人の集まるところでテレビを置いていた。
だからそこに人が集まったのである。個々人の家ではテレビが買えなかったことはこの値段でわかる。
それにしても月給が5000円ぐらいでテレビが12万とかするのは驚きである。役30倍の値段になる。他にも冷蔵庫でも高い。それらは簡単に買えるものではなかった。

なぜならその頃冷蔵庫も洗濯機も無い。テレビももちろんない。
裏に小川が堀がありそこで洗濯板で洗濯していた。燃料は炭でありトイレは外にあり新聞紙がトイレットペーパーだった。電機は裸電球一つだった。
認知症になった家族の一人が洗濯機が使いなくなり洗濯板でごしごし洗っていた。機械の操作ができなくても昔していたことはできるからしていたとなる。
何かその生活は江戸時代とたいして変わらなかったのである。だから江戸時代のことはリアルにイメージできたともなる。
この値段表を見ればテレビはバカ高いものだった。だから個々人では買えないものだった。テレビに映ることが大きな驚きであった

●テレビの影響は甚大だった

だからテレビの影響はどれだけ大きいものだったかわかる。テレビに出ただけでその人がどんな人であれ名前が売れて国会議員にも東京都知事すらなれたのである。青島とかいう人はそうだった。俺は選挙運動なっかしないと宣言して当選していたのである。その人の中身などどうでも良かったのである。テレビに出ただけで名前が売れて選挙運動しなくても芸能人が当選した時代だったのである。それだけテレビの影響力は大きい物だったのである。テレビによって相撲中継がありプロ野球の放送はありスポーツが娯楽となったのである
それをテレビがないときどこ比べればわかる。江戸時代だったら相撲でも演劇でもドサ回りとか地方回って金を稼ぐ他なかったからである。テレビは家にいながらにして楽しめるからそれだけ普及したのである。

ニュースにしても蒸気機関車の時代がありフイルムを鉄道で運んでいたのである。映画館がありそのニュースを映していたのである。だから一日とか2日とかさらに遅れたものとして映していた。それも本番の映画のドラマの前にニュースを放映していたのである。だからその時動画によってニュースを知るということは難しかった。それで毎日配られる新聞がニュースのニュースを伝えていたのである。新聞の時代でもあった。。その紙も貴重だからトイレットペーパーとしても他にもいろいろ包装などに使われていたのである。
私の家では店を始めてその包装に商品を入れる袋に新聞紙を使っていたのである。その時バラ売りとか量り売りがでありそのために袋を必要としていた。それで母が新聞紙でその袋を作っていたのである。そののりはご飯をつぶして作っていたかもしれない。あらゆるモノが無い時代だったからである。

●繁盛した小さな小売店

でも店は繁盛した。私の子供の時はまるで丁稚だった。常に配達をさせられていたからである。私の父が第一双葉の酒店で丁稚をしていたのである。だから私にそろばんを習わせたのである。その頃みんなそろばんを習っていたのである。
でも今になればコンピューターでありそろばんは何の役にも立たなかった。それは常に時代の変化としてあるある。将来の変化時代の変化があり社会のどうなってゆくかわからないのである。だから先を見るということが大事になる。
日本では30年失われた時代がありITなど先を見ることができなかったので今日の停滞と衰退がある
今ならコンピューターのプログラムを学ぶことは必須となりそれはできないものは給料も安くなるのである。
つまり親の言いなりになることは危険なのである。なぜなら親の時代と全く違った時代を生きるようにもなるからである。
江戸時代なら変化が少ない。だからそろばんでも通用していた
今はめまぐるしく技術でもなんでも変わるから親の言うとうりにしていると時代遅れになってしまうのである。
親の奨めるものは時代遅れにとってなって役に立たなくなるということがある。

●蒸気機関車から一気に新幹線の時代に

ただ私の家はでは昭和33年ごろテレビを買った。それは当時ではかなり贅沢だった。それは父親は病気になって家族が買ってやったのである。そのテレビでも病気になりまともに見ずに楽しめずに死んだのである。
また刺身が食えるようになったが食いたくないと言って死んだのである。病気でそうなったのである。だから高度成長時代の華やかな時を経験せずに死んだのである。
要するに戦後は今より活気があり希望に満ちていてみんな懸命に働き高度成長を迎えたのである。その時東京オリンピックがあった。日本が戦争の敗北から立ち直った象徴として世界に示すためにあった。。その時まだ蒸気機関車であり原町の高校に通っていたのである。だからそれも信じられないとなる。このように時代は常に変化しているのである。

1964−昭和39年ー東海道新幹線開業

これがわからないのは確かに高校の時蒸気機関車で通っていた
それが新幹線開業の時だったとなる。そんなに早く開業したのかと驚く、常磐線では蒸気機関車だったからである。
鉄道も急速に電化して新幹線が走ることになったことに驚くのである。

●毎年一万賃金が上がていた

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今や昭和すら昔として語られるようになった。昭和時代を懐かしく思う人が50代とかでいる。ただ昭和時代でも高度成長時代を経験した人としない人は違っている。
平成時代が30年ありそれが高度成長時代が終わり失われた30年となったからである。それで今30歳あたりの人は高度成長時代とかバブルの時代を経験していない。するとただ日本が低迷して貧困化した時代しか知らないとなるのである。
だから公務員の月給でも毎年1万ずつ上がっていたし労働組合でも賃上げ要求毎年のようにして必ず賃金が上がっていたのである。日本だけが世界で30年とかも賃金が上がっていないのである。その失われた30年の歳月は取り戻せない。 30年は相当に長い年月だったのである。

それだけ長いのに政府でも何もできず手を打たず国民でも何か惰性のようにして過ごして30年のたちまちすぎてしまったのである。ただ私の場合は高度成長とかバブルとか関係していない
会社にも勤めていないしただ自分の家にこもり好きなことをして旅をしていただけだとなる。だからその時代を生きたともならない。ただそれでも高度成長時代があり経済的に余裕ができてそういうこともできたとなるのである。

●少子高齢化衰退縮小する日本

こうして過去を振り返ると何か不思議になる。その生きていた時代のことも子供の時でありいろいろわからないことがあった。
でも今になるとその時代が今と相当に違っている。その雰囲気も違っている。近くの神社に子供はワンサと集まって遊んでいた。今は一人二人の兄弟がちょっと遊んでいるの見かけるだけである。何か全体的に停滞している活気のない世界に見えるのである。増えるのは老人と病人だけだとなる。。そして空き家が増大してゆく。もぬけの殻のよう空き家は点在しているのである。

時代の雰囲気としては少子高齢化でありどうしても活気がないのである。またその頃田植えとかの時期になれば村総出で田植えしたり稲刈りしたりしていたのである。小学校でも農休みとかあり農業が中心だからそうなったのである。その時機械を使っていないから人力でみんな働いていたから活気があったとなる。それは山村でもやはり子供や若い人でも多かったから活気があったのである。確かに貧乏ではあったがは活気はあったのである。

ここのyoutubeでその頃病気している人が少なかったと言っている。医者は往診していた。それも車がなく自転車とかで往診していた。大きな病院は少なかった。でも病気になる人はいたけど元気な人が多かったというとき病気になって早く死んでいたからそう感じたのかもしれない。
でも若者も子供も多く老人とか病人は少なかったとなる。だからこそ全体的に活気があったとなる。医療費とか福祉にかかる負担も少なかったとなる。やはり子供や若者や健康な人が多ければ当然社会に活気が出る。福祉でも医療費でもそんなに負担がなかったということである。

でも今はこれから少子高齢化というのは長く続く。それで日本の社会全体が停滞してさらに衰退してゆく。社会自体も空き家が増大して縮小してゆく。そういう下り坂の社会になってゆく
社会的には成熟した落ち着いた社会になってゆくかもしれない。どうしても高度成長のような時代は来ない。それは一時の幸運であり栄華だっともなる。
posted by 天華 at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史(相馬郷土史など)
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