空き家の庭に咲く菖蒲と残された岩
(日本の風景になった空家)
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草深く菖蒲に残さる岩一つ
夏の夕鹿狼山見え相馬暮る
菖蒲咲く白紫に黄に暮れぬ
我が庭に薄紫の薔薇一輪隠れて咲きぬ誰か知るらむ
ひそけくも桐の花散るこの道に物音もなく我一人行く
雨しとと桐の花散るひそけしや今日もこの道我は行くかな
何語る空家の庭に残される岩や草むし菖蒲咲き暮る
身近でも空家が増える、隣も空家になった。地震で壊れてそのために家を壊して空地化したのもある。すでに身近で十軒くらい見ている。
これもすぐ近くで空家化した。草が生えてそのなかに菖蒲が咲いていた、そして大きな岩が一つ残っている
草深く菖蒲が咲くというとき別に今は田舎だと咲くのはめずらしくないのである。でも空家の庭に咲いているから違っている。
この岩でも人間化してまだこの家にいるとかになる。こういう景色は原発事故で避難区域になった町や村では空家だらけであり庭でも人が住まずここと同じようになっている。
ただ地震で屋根が壊れても直している家もあり全く放置されたものとも違う、でも全く持ち主もかかわらない、放置された空家もある、それで誰も利用しないからもったないとみる
何か利用されれてもいいと思っても持ち主がいるから簡単にできないのである。
とにかく空家はこれからも増えてゆく、この辺は避難区域から移住した新しい家が増えたからいいにしても空家は確実に増えてゆくのである
鹿狼山はこの辺では原町からでも見える。400メートルくらいでありそれでも遠くから見える。この辺では高い山はないからものたりないのである。
庭にどういうわけか一輪この薄紫の薔薇が隠れて咲く、なぜか一輪ひっそりと咲き散る、桐の花もひっそりと咲き散る、桐の花は不思議な花である雨にしとしと濡れているのがあっているのである
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