2023年01月16日

文明と交通の発達は不可分に結びついている (現代文明は運送社会ーでもコロナウィルスとかで歯止がかかった)


文明と交通の発達は不可分に結びついている

(現代文明は運送社会ーでもコロナウィルスとかで歯止がかかった

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運送費用が大きい


●文明と交通

文明と交通は深い関係がある、なぜなら四大文明が起きた所は大河がある所だったからである、エジプト文明はナイル川がありインダス文明はインダス川がありメソポタミア文明はユーフラテス川がありと黄河文明は黄河がありまた揚子江がありと文明が起きた
なぜ川が文明を作ったのか、エジプトだと定期的に洪水がありその洪水が肥沃な大地を作った、川が養分をもたらして肥料となっていたのである
川にはそういう効果もあったが交通の道としてあり川は物資を運ぶもの人を運ぶものとして結びつけることで文明を作った、つまり商業が発達したのである
ともかく大陸の川は長大であり運河のようになっていて船の航行に向いていたのである
日本の川は滝だと外国人が言ったが大陸の川と比べるとそうなる、とても船が運行するには向いていないのである
それでも川がやはり原始時代には道になる、なぜなら森は道になりにくい、川ならなんとかたどっていけば上流へ行けるからである
ヨ−ロッパでも川が運河のようになっていてそれで川を通じてハンザ同盟とかができた
それは商人が国家を越えた同盟を結んだのである
つまりこの川を理解しないと外国の地理でも歴史でも理解できないのである

とにかく文明と交通は深く関係している、だから文明の一つの見方としていかに交通が発達したかを見ればわかる、草原地帯だと馬が交通の手段となりモンゴル帝国が生まれた
遊牧民は移動する民だから自ずとそうなった、馬が強力な武器となったのである
馬は日本の侍でも馬を持つ侍が偉いとなる、そのために馬を飼う専用の人を雇っていた
戦争でも馬を持っているものと馬を持たないものでは大きな差があるためである
相馬野馬追いがあるがこれも相馬氏が馬を操作することにたけていたのでこの地域の支配者になったのである、それが今でも継続されて祭りとして残されたのである
馬は強力な道具であり武器にもなった、今なら車と同じである、現代では車をもたないものは下等民ともなる、車も持たない運転できないのかとなれば劣った人間にみられる
車がない自転車に乗っているだけで怪しい奴だと警察に職務質問すらされる
そういうふうに馬を持っているもの馬に乗れる者と馬を持っていないものの差があった

文明を見る一視点として交通から見ることは欠かせない、日本でも汽笛一声新橋を・・
と蒸気機関車が横浜で通じたことで文明開化になったことでもわかる
その時日本国家は関所もなくなり統一国家として目覚めたとなる
それまで関所があり藩ごとに閉ざされた世界で生きていたからである
だから交通の発達が社会を変えたのである、そもそも江戸時代の不思議はなぜ駕籠のようなもので人を運んでいたのか?それが理解できないのである
そんな時代から蒸気機関車になったのだから驚きだとなる、船の運航は別に北前船などでもあった、でも陸路は歩くとかであり相当に遅れていたのである
戦前でも戦後まもなくでも交通は不便だった、鉄道は発達していても馬車とかリヤカーとかが運ぶ手段だった、それで鹿島の横手の梨農家の人が相馬市に前の中村市に梨を運び売っていたという、これも相馬市となると15キロあるから大変な労力である
でも梨でも数が多ければそうするほかなかったとなる
今ならいくらでも車で運ばれるからその差も大きいのである

●グロ−バル化広域化は運送社会になったため

社会が世界が広域化グロ−バル化したのも交通の発達があったからである
なぜなら大航海時代は船であり船だと軽く一か月とかヨ−ロッパに行くにしてもアメリカに行くにしてもかかった、でも船でもやはり世界を結びつけたのである
その当時は飛行機はない、今度は飛行機が世界を結びつけてグロ−バル化したのである
だから交通の発達がいかに世界を変えたかである、文明と交通は密接に関係している
現代文明とは運送社会でもある、田舎でも運送にたずさわる人が多い、トラック運転手が多い、でも最近トラック運転手の成りてがなくて困っているという、仕事が過酷でも給料が高くないということでまた高齢化もしていて若い人でも成り手がないとなっている
とにかくアマゾンでも成り立つの運送社会だからである、車社会だから運送できるから成り立っているのである

電熱ベストを買ったが二千円で安いし悪いものではなかった
それが二週間以上かかったのは中国で作ったものを運んだからである
その運ぶ過程がアマゾンに表示されていた、時間がかかったのは日本まで運ぶのに途中関税を払うと手間がかかっためである、これも輸送社会になっていることがわかる
また知っている人はトラック運転をしていて人の倍を運んでそれでもうけて二十代で立派な家と庭を作った、今は85歳とかなっている、それから私の兄はトラック運転手になり高速道路で41歳で事故で死んだのである、それだけ運送にかかわる人が多いということである

でもこの輸送社会がコロナウィルスとかで一時中断した、観光のインパウンドも喪失したこれらのことは何か時代の変化をもたらすものだったのだろうか、つまり運送社会というのに歯止めがかけられた、広域化グロ−バル化社会に歯止めがかけられた
現代の経済は運送することでも成り立っている
だからのそのコストは必ず運送費が運送する労力がかかっている、それがコストになる
第一リヤカーで15キロも隣の市まで運んでいたならその分をもらうとなるのは当然である、運送の労力があり運送社会が成り立っているのである
また運送するには危険が常にある、それでオランダでは船で外国と貿易するとき船が嵐などで沈没するとかのリスクがあり安全のために株式会社として投資させた
もし安全に航行すれば投資した人達は大きな利益を得たのである、また船には保険もかけられたとなる

グロ−バル化社会になったのも今度は飛行機が生れたからである、この変化も大きかった船で一か月かかったのと比べるば格段の違いだからである、8時間で行けるとなったからグロ−バル化が進展したのである、でも逆にウィルスでもたちまちこれだけグロ−バル化して人間が移動する時代に裏目に出たのである、世界に一気に拡散したのである
そのことも一つの時代の変化となってゆくのかもしれない、グロ−バル化に歯止がかかったのかもしれない、運送社会とは運送のコストがかかりまた外国とか外部からの輸入に頼っていたら肝心の国内であれ地域であれ成り立たなくなる
それが日本がの貧困化の原因にもなっている,電器製品が売れていたときは良かったが売れなくなり日本は貧困化しているからである、円安になり輸入するものが高くなっているからである

●グロ−バル社会運送社会の負の面が増大した

とにかく何か時代の変化が起きている、グロ−バル化の負の面が増大したのである
グロ−バル化とは何でもいいものではない、なぜ世界大戦が二度もあったのか?
これも世界がグロ−バル化して対立が激化したためである
ただ貿易で互いに豊かになればいいが実際は対立が激化する、そのことで外国人を入れることはこれも国内で対立が激化するから反対する人もいるしヨ−ロッパは移民を受け入れてそうなったとしているからだ
ただ何事必ずいい面と悪い面がでてくる、その悪い面が顕著になったのである
現代では近くが遠くなり遠くが近くなっている時代である、だから田舎でも一体何をしているのか仕事しているのかわからないのである、隣同士でも疎遠になっているのである
これも介護とかなると困るのである、介護は意外は隣の市とかでも8キロくらいしか離れていなくてもいちいち来るのが手間なのである、車があってもそうなのである
介護とかは近間だとすぐ行けるからやりやすいのである、現実に百メートルも離れていないのに病気になって歩けなくなった人は行けなくなったとかある

その人は車を持っていても運転できなくなっている、それで自転車に乗るかなどと言っていた、そこに毎日のように行っていた女性は脳梗塞になり歩いて百メートルもないのに行けなくなったのである
何か百メートルでも二百メートルでも遠いとなってしまったのである
それは私自身も感じた、例えば歩くとなるとスーパーまで二百メートルくらいしかないのに歩いて行くとなると遠く感じる、買い物で毎日行くとなると相当な手間になる
だから戦後まもなくは車で普及しないときは近所に店があり用をたしていた
私の家は角にあり店を始めて繁盛した、それは近所の人が買い物したからである
その時はみんな歩いて買い物していたし歩く範囲が生活の範囲だったのである
でも今は本当に歩かないと思う、私自身これだけ旅しても歩いた旅をしていない、自転車の旅はしても歩く旅はしていないのである

だから歩くことは本当に特別の経験ともなってしまったのである、歩いて感じる感覚が消失したのである、これも奇妙だといえばそうである
その時何を失ったかというと人間の感性が消失したということである
だから歩いて感じて作った俳句でも短歌でも他でも理解でなくなったともなる
歩いて感じることと自転車の乗って感じることと電車に乗って感じることと車に乗って感じることとみんな違っているからである、歩いて感じるものがなくなったということはかえって人間的なものを喪失したのである
それから鉄道だと必ず駅で待つ時間がありそれが人間的でありそこで感じるものが違っていた、でも高速とかのSAで待つ時間などないのである、用をたしたらすぐに車に乗って出て行くだけである、だから鉄道の駅とSAは相当に違っている

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