2022年12月05日

冬桜、山茶花、残る柿、枯野・・(津波で流された家の庭の石) (隠された社一つが語るもの)


冬桜、山茶花、残る柿、枯野・・(津波で流された家の庭の石)

(隠された社一つが語るもの)



小池の埋もれた社

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天文時代で相馬氏の戦勝記念のものだったのだろう
でも津浪のことは記されていないのである
記録に二行だけしか残されていない
これも不公平ではある



右田の津浪に流された家の跡の石の庭

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何か石にも表情がある




隠されて夕月光る冬桜

みちのくや夕月光り枯野かな

山茶花や家は消えしも残る石

社一つ語るは何や冬の暮

落葉踏み隠さる社一つかな

橲原に立目石あり残る柿


冬桜を相馬市の塩手山の登山口で見た、原町では六号線の・・の農家の広い庭で見た
昨日はすぐ近くの小池でも見た、三カ所で咲いていたから意外だった
おりしも夕月が光っていた、それも良かった
ただ今日は曇って雨がぽつり降ってきて寒い、冬になった
それで石油を買った、冬支度になった

朝右田の方に行くと例の石の庭があった、ここにはいろいろな石が見られる
家は津波で消えても庭は残り石が残ったのである
私は石に興味があるからしげしげと見る、石にもなんらか表情がある
ここは大きな庭でありいい石を使っていたのである
ここに家があるときは見ることもなかったが津波に家が流されてこんな庭があったのかと発見したのである、家にはさほど価値がないのかもしれない、最後に残ったのは石だとなる、他でも空家がありその空家が老朽化しているからさほど価値あるとも見えない
でもやはり立派な石組の庭がありそれが残っていて価値あると見た

小池に鳥居がありここに何かあるのかと小高い丘を登る、道のようだが道とも思えない
こんなところに社があるとかと上った、そこにあったのは相馬氏が戦った戦勝記念の社らしい、板にその由来が記してあった、でもここは誰もお参りしていないだろう
落葉に埋もれて訪ねる者もいないとなる

ただこうして戦国時代であれ相馬氏が誰々と戦ったとかは相馬藩政記に詳しく記載されて残されている
こうして埋もれているにしろ戦争の勝利の記念の社も残されている
でも津波の被害のことはたった二行しか記されていなかった
相馬氏の関心はその時この一帯を治めるための戦争のことだったのである
津浪で700人溺死と記しても社とかは何も残されていないのである
庶民は記録が残せないということがあった

今でも権力がないと記録でも残せない、マスコミが力を持ったのは報道できることであった
テレビで報道するだけで知られるし勝手に報道などできなかった
でもインタ−ネットで庶民でもこうして報道したり記録したりできるのである
プログなどは手間であっても無料で簡単にできるからである
ただ一瞬にして記録でも消えることが不安なのである
400年後に残るかとなるとそれはわからない、石にでも記せば残るとはなる

こういう場所に山津見神社があったりする、相馬市から霊山へ行く道に山津見神社があり南相馬市の鹿島区だと栃窪に山津見神社がある
でも鹿島区にはなぜか綿津見神社はないのである、原町は本当に多い、10以上くらいありここも綿津見神社なのかと見る、結構大きな神社なのである
そして意外とその由来でも語られていないのである、これも不思議だとなる
安曇氏系の海人族がここに開拓に入り残したものなのである

ともかく神社は謎である、でも古代にさかのぼり古いのが多い、ただ天文となればかなり古いとなる、でも神社の由来は古代からのものがあり古いのである
日本がの歴史を知るには神社を知る必要がある、そしてその土地の成り立ちを知るにも神社をたずねて知る必要がある、でも旅だと時間がないから見れないのである
神社は数も多いからわかりにくいのである、それだけの時間の余裕が旅ではないのである近くだって知らない神社が由来がわからないのが多いからである

季語/冬桜(ふゆざくら)を使った俳句 | 俳句季語一覧ナビ (haiku-kigo-ichiran.net)
冬桜というのも味わいがありいいと思った、結構咲いているので鑑賞するといい、場所がわかりにくいが
紹介したがもう散っていたとなる


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