2022年10月12日

でんでんら野(蓮台野)と高齢化社会の老人 (老人が捨てられる社会)


でんでんら野(蓮台野)と高齢化社会の老人

(老人が捨てられる社会)


60歳を超えるとみんな、この蓮台野に送られる習わしがありました。
送られた人々は、すぐに亡くなることはなく、昼間は里へおりて農作業などをして暮らしをたてていました。
そのため、今でも山口、土淵のあたりでは、朝、田畑に出ることをハカダチ※3、夕方、野良仕事から帰ることをハカアガリと言うそうです。

ハカダチとは墓をたつ、墓から出るという意味なのか?
そして墓あがりとは墓からあがるとした、その辺一体が墓地だったのかとなる
でんでらのとは老人が隔離して住んだ場所なのかとなる
ただそこでは労働が行われてある程度自給していたようである
この辺ではホトケッポとかありそこは村の共同墓地でありそこに村人は埋められた
そこには死んだ人の名前もない、墓もないからである
何かそうした野がありそこは墓にもなっていたとなる

現代の老人を考える時やはりこれも歴史的に見るとどうなっていたのかわかりやすくなるそれが現代でも関係しているからである、老人ホームが実は姥捨て山だというときもそうである、食糧と寝る場所が与えられていても実際は子供からでも捨てられた場所だとしている、だから老人は淋しい思いをしているというのもわかる
ただ昔だと食べるだけで大変だから老人は邪魔だとなり別に暮らさせたとなる
そして何とか老人だけでも生きていくために畑を耕して食料を得ていたということになるでも小屋のような所で共同生活するにても苦労だったとなる
まず病気になったら何もできない、ただ死を待つだけだともなる
でも仲間がいて見守られ死んだとなる、孤独死とは違うとはなる

昔を見る時どうしても社会とか時代が違うから理解できなくなる、一見ひどいと思ってもそれが意外といいという見方もでてくる、確かなことは村という中でずっと仲間として生きてきた、共同して村で生きてきたことで仲間意識がありそういうことが自然とできたとなる、何か息子娘でもひどいとみるが当時の暮らしは過酷なのだから年老いた親を養えないということがあったからである
だから老人たちもそのことを知っていてそういう生活を選んだとなる

でも逆に現代になるとかえって物質的には恵まれていても精神的情的には恵まれないとういことがある
その人は85歳で糖尿病である、その治療費がかなりかかる、そしてそこに毎日通っている女性がいる、その女性は73歳であり前から付き合いがあり世話になった人だからと行っている、ところがその女性は普通の老人より弱っている、病気持ちでもある
だから何か世話するというのではない話し相手くらいしかできないのである
また金もないので余裕がない、それでその人に金をくれといってももらえないのである
というのは娘が隣の市に住んでいて来ることは来るのだが金をあづけてしまったので
金を自由にできず困っている、そして娘は世話することを嫌がっている
その娘は一人娘でかわいがられたのに薄情だということもわかる

ただ家族の事情は複雑でわかりにくいから誤解しやすい、どういう事情でそうなったのかわかりにくいのである
でも外から見たら明らかに薄情だとなる、それで親は来るなと言ったという、金も出してくれないと怒ったという、それもわかる
何かその男性はまだ一人で自分のことをしている、何かきつい介護などしていないのである、そもそもできないとみる、だから施設に入れたいのである
そして老人ホームは実は現代の姥捨て山だとしている
昔とは違っていても内実はそうなっているというのもわかる

私の親戚ともなるが付き合いがなかったので事情がわからなかった
その娘は三人の母親に育てられた、実の親とは五才で別れた、でもその後二人の血のつながらない母親がいて世話した、でもかわいがられたし貧乏にはならなかった
最後の母親とは長く暮らしていた、でもその親が「ひどい娘だわ」と私に言ってきたのである、その後すぐ死んだのである、そのことを何か付き合いがないので理解できなかったでもその娘がひどい娘だということを私の家にきて母を介護してきたとき
「おばちゃんは金があるんだから金でめんどうみてもらへ」といって去って行った
そのことでその女性がいかに非情にな冷酷な人間化を知った
本当にひどい娘だったのである、ただ子供の時、一回くらいしか会っていないからなぜそうなったのかその後の事情がわからないのである

でも私の家にきてそんなことを言うこともないのである
なぜなら何も要求していないしめんどうみてくれと言っていない、そんなことをわざわざ言う必要もないのである
ただその人にはどういう訳か金が入る
五才まで一緒にいた実の母親も認知症になり老人ホームにいても金が欲しくてそうしているだけである、認知症になった母親は頼る人がなく実の子に頼った
でもその子はもう親とも思っていないのである、非情化した人間なのである
ただこういっても他人の家族のことはわかりにくいから誤解になる
最初は親の方が悪いと見ていたからである

いづれにしろ今や子が親を捨てる時代になった、またこれだけ老人が多いと老人を尊敬する人などわずかである、老人はお荷物でしかないから早く死んでくれと若い世代は言うのである、どんなにしてもこれだけ数が多いと負担になるからである
だから今の若い世代は老人を嫌っている
私も病院に入院して看護師に虐待のようなことをされた、看護師でもその女性は老人を嫌っていたのである、相当に老人を嫌っている人が多い、だから病院であれ老人ホームでも老人に親切にするとは限らない、ただ金のために仕方なくしているとなる
それは金持ちの老人ホームでも同じなのである、たしかに待遇はいいにしても金だけしているから本音が現れる、その本根が人間は怖いのである
介護とか病人の世話は気持ちがないとできないのである
だから兄弟でも一番かわいがられた人が親の介護しろとなるのである
どうしても気持がでてくるからである、だから金だけでは介護とか病人の世話はできないのである

ともかく高齢化社会の問題はとても数が多くて老人を敬う社会ではない
それは儒教の親孝行を説く中国でもそうである、一億人が老人になるときテレビでも経済的にもめんどうみれないと親が捨てられるという放送があったらである
高齢化世界的な問題なのである
そしてデンデラの野に老人だけが共同して住んでいたという時、そこは過酷にしても村で共に生活した仲間がいて病気とか直せないにしろ仲間が助け合い看取られた
孤独死ではないのである、そういう社会があってそういう場所がありえたとなる
だからその時代で人間は違っているから現代と比べてもなかなか理解できないのである

ただ老人にも価値がある、でもその価値が村とかではあったにしてもなかなか見いだせない時代である、会社を定年になるとこれまで会社で生きてきたことが活かせないのである社会自体が変わってしまったからである、すると定年になることは社会的死にも通じている、後は社会にとっては必要ない邪魔の扱いにもなる
だから高齢化社会は会社だけに生きることに問題がある、定年とともにその人の人生は終わり社会に必要ない者とされるからだ
でもライフワークを追及してきたものはかえって長寿はいいのである
私は70以上になって今になってこれまで追求して来たものが実りとなって成果となって現れてきた、遅きに過ぎたともなるが長寿社会になればもう70以上が本番ともなる
それまで経験したことや追及してきたことが実りとなる
でも会社人間だったらライフワークがないから定年とともに社会的死の宣告されたとなるでも60歳がらでも30年とかの人生の時間が加わったのである
それをどう過ごすかが問題になる、でもそこまで考えていた人はないだろう
金銭的な面では考えたとしても精神的な面では備えられないのである

ただでんでら野で老人が共同して暮らしたことは参考にはなる
老人同士が助け合い若い世代に迷惑をかけない、負担をかけないということである
そうしないと老人とともに社会自体が衰退して社会自体が成り立たないともなってしまうからである、ヤングケアラ―とかそうである、老人のために人生が犠牲になりかねないとなるとこれは生物的にはありえないことである
親は子孫を残すためにあり子孫を繁栄させるために大漁の卵を産む、何か子孫を第一にしているからである、生物界では動物でも老人は淘汰されて若い世代が生きるのである
猿の社会では年老いた猿がボスになっていも若いボスが挑戦して戦いそのボスの地位を奪うのである、結局どうしても体力的には弱くなるから世代交代が起きて猿の群れを守ることになる

人間の場合は体力とかではなく財産力とか地位とか別なものが力となっている、権力となっているから若い世代と世代交代できないのである
財産にしても親が死ぬのは85以上とかなるとすでに60以上になって財産を譲り受けることができる、そうなると遅いとなる、若いうちに財産でも金でも自由にならないということは何か新しいこともできないのである
また老人は逆に金でも財産でも地位でも放したくない、権力を持ち続けたいのである
なぜなら老人は村社会とかと違って金とか地位とか権力がなくなったら誰も相手にしないということである
だから知っている老人が娘に金をあづけた結果、金を自由にできず困っているということでもわかる、それて娘を恨んだりする、つまり金を息子娘に預けるとそうなるのである
だから権力を手放すことは老人にとっては危険になるのである
それもまた高齢化社会の問題なのである

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