2022年04月24日

出稼ぎの歴史 (戦後の焼け野原から高度成長時代をふりかえる)


出稼ぎの歴史

(戦後の焼け野原から高度成長時代をふりかえる)

秋田県の農家は1戸平均1.1haの田を持っている。米はlhaから100俵とれるとしても,収入は,新米価でも156万円。必要経費を抜いた純益は80万そこそこだ。米以外の野菜,養鶏,酪農などは,価格が不安定で収入には大きな波があり,たびたび,大きな赤字になる危険がある。農業以外の収入が,農業を支えるために求められる。主人,長男が会社,工場で働き,主婦もパートに出る。収入は安定しているが,金額は安い。パートでは,一日働いても1,300円から1,500円しという相場だ。ここから一歩ふみ出そうとすると,月収10万円以上の出稼ぎしかない。


 「出稼ぎの犠牲者,一年間で79人」という記事が出た0は,48年4月のことだった。秋田にきて,一ヵ月の新参者にとって,この数字は驚きだった。
なにしろ,年間の交通事故死者が160人程の県である。交通事故死の半分にあたる人々が,県外の,都会の灰色街で,出稼ぎで死んでいく。これはどう考えても異常でないか。しかも,死者の8割が,病死だ。病を背負い,本業の農業を離れて,出稼ぎにと出ていく人たち

日本の求人を見ていると、月収20万円に満たない募集が大半を占めていて、ゾッとすることがある。

月20万円に満たない給料でいったいどうやって生活しろというのだろう。飲食業界の給料はあらゆる業界の中でも特に安い。

料理人のような専門職には付加価値があるので、いまや海外の方がよほどいい給料で生活できるのだろうが、その専門的な知識を身に付けるためには少なくとも数年間は日本で労働をしなければならない。

いずれにせよ、日本の多くの企業が提示する給料ではまともな生活はできないし、子供を育てるのも不可能に近い。

近い将来、多くの日本人が海外へ「まともな生活をするため」に出稼ぎへ行く時代が来るのではないかと思う。



過ぎ去った時代をふりかえると不思議になる、でも何かその時代のことが良くわからなくなる、人間はとにかく忘れやすいのである自分自身これだけプログとかで書き続けていてもそれが自分の書いたもののように思えないことがある
それだけ人間は忘れやすいのである、だから何でも何か書き留めて記録することも大事になる、旅したとしてもなんでもいいからその時その場の感想を書いておくと後で思い出すことになる

そして人間の記憶が何か一時代を経験するにしてもみんな違った経験をしているのだ
同世代でも私の同級の中学時代の三分の一くらいが東京に集団就職していた
何で行ったかというと蒸気機関車だったのである、東京オリンピックの頃までまだ蒸気機関車だったのである、だからこれもそう思えなくなっているのである
ただトンネルを通ると石炭が燃料だから煙で顔がすすけたことを覚えている
ただ東京オリッピックの時、蒸気機関車だというのも何かぴんとこなくなっているのだ

東京オリッピックは高校の時であり日本中が熱中した、その原因がテレビが出始めて実況中継されたこともあり日本中がリアルタイムで同時に見ていたからである
その熱気は去年の東京オリッピックとは全然違っていた、高度成長期の日本が戦後から復興する熱気に満ちていたのである、バレーボールの東洋の魔女とかがそうであった
その時日本が世界に経済力をつけて躍進する時代だったのである
その熱気がオリッピックに反映されたのである

一番驚いたのは東京の人口である

戦争が終わった時、東京の人口は三百万人だった!

これは信じられないとなる、焼野原から食べ物もない時代から東京は一千万以上の人口になったからだ

戦後に天皇が人間宣言した結果、精神の空白ができていろいろな新興宗教が生れて信者が増えたというのも興味深い、創価がその時団地の宗教として生まれた
つまり東京は地方から上京する人たちによって作られたのであり団地はサラリーマンにとって憧れだったのである、団地に住めることは一段上のクラスの人となることだったのである、だから創価が団地の宗教と言われたのである、地方から集まった人達の拠り所になったからである、座談会形式で信仰を深めて団結したのである
その頃はまだ政治には進出していないから国家的にみてそれほど脅威ではなかったのである
そしてなぜその後会員が増えたかというと丁度高度成長時代と重なり御利益が現実にあったから増えたのである、それは本来の宗教ではない、御利益宗教であり何でもいいから
欲望を満たすものとして会員が増えたのである
今新興宗教が衰退しているのは経済が停滞して御利益がなくなったからである
とにかくその時代は何かぎらぎらした欲望に満ちていてその欲望を奨励して充たすものとして創価などの信仰宗教が勢力を拡大して大きな政治勢力ともなったのである
それは本来の宗教とは関係ないものであり御利益がなくなり衰退するだけだとなる

その頃また出稼ぎ者が増えたのは高度成長期であり東京が戦後の焼け野原から300万人から一千万人に人口急激に増加したからである、この人口の増加を吸収する仕事が東京に生まれていたのである
それで私の大正生まれの母親は原町紡績で糸取りをして働いていた、次に東京で女中として働いたのである、その当時から東京に出る人が多かったのである
そして出稼ぎというときもオリッピックでも巨大な公共事業があり人手がいくらあっても足りないという状態だった

そこで農村地域から出稼ぎ者が来たのである、でも驚きは過酷な労働で病死したとか疲弊した人が相当にいた、その労働環境は厳しかったのである
不思議なのはその時暴力団が繁栄していた、そういう飯場とかに暴力団の資金源になっていた、手配師がいてはんばに送り込んだ
そこで過酷な労働を強いられて死んだ人もいる、それが自分自身が経験していたのである手配師に連れられて工事現場の飯場に行きビルを建てる現場で働いた
それが四階でありそれでそこから落下して死ぬところだったのである
だからそうして工事現場で出稼ぎ者が死んだ人もかなりいたということである

「出稼ぎの犠牲者,一年間で79人」という記事が出た0は,48年4月のことだった。秋田にきて,一ヵ月の新参者にとって,この数字は驚きだった

出稼ぎ者というときその飯場とか働く場所が劣悪だったのである、集団就職した人達も工場でも劣悪な環境にもあった、まだ福祉とか整備されていないからである
工事現場で死んだとしても保証などなかったともなる、そういう時代だったとなる

ただ出稼ぎは江戸時代からあった越後とか新潟県では雪深いから冬に出稼ぎに行く所で知られていた、子供だと越後獅子とかで子供が使われたとかなる
田中角栄は工事を請け負う土建業者でありその頃道路でもビルでも何でも新しく作る時代だから財を成したとなる、高度成長時代はインフラ整備の時代だったからである
出稼ぎは賃金の差から起きてくる、今出稼ぎに来ているのは貧しいベトナムとかネパール人とかである、ここは最低限の生活だから賃金の差で日本に出稼ぎにきている
そして逆に日本人が外国にアジアでも出稼ぎに行く、肉体労働なくて頭脳労働者も優秀な人は賃金差で外国で働くとなる
なぜなら日本の賃金は全く上がらない、優秀な若者は外国を目指すとなってしまうのである、グローバル社会ではそうなってしまうのである

そしてこの辺でなぜ双葉大熊地域に原発が作られたか誘致されたかというと

出稼ぎしなくても地元で働き住みたい

このことがあって積極的に原発は誘致されたのである、だからそういう切実な事情があり原発は誘致され建てられたのである、双葉とか大熊地域などはこの辺ではチベットとか言われていたという、原町市とか相馬市となるとそれなりの経済規模根があり働く場があったとなるがそこにはなかったからだとしている、人間はとにかく経済が優先される
食うことが第一となる、だから危険は無視されたのである
それは出稼ぎとも深く関係していたのである



4Kカラーでよみがえる 終戦直後の日本 - NHK

今日この放送みて興味深かった、これを深堀りというかそれぞれの経験をふまえて語ればさらに記録として興味深く残されることになる
今は放送局でないにしろインタ−ネットで素人でも個々人でもその歴史を記録を残せるのである
この文でもそうである、でも映像となるとなかなかむずかしいのである
ただ一つの時代をとらえるにも個々人でも体験が違っているから一人の体験からその時代を見るのはむずかしいのである

私自身の体験からすれば大学は遊びの場であり集団就職した人達とはあまりにも違っていたからである、でもアルバイトなどはしていたしその後就職しないで放浪して何か飯場などに迷い込んだとなる、でも本当の出稼ぎ者はもっと厳しかったとなる
私は何か20代は結構苦しかった、でもその後楽をした結果体力も回復した
私は集団になじめない性格であり結局引きこもりとして30年間家にいて自由に生活していた、こうできたのも親がそうさせてくれたからだとなり感謝して今でも親を供養しているのである
ただそのマイナスも大きく介護になって死ぬほどの苦しみを味わったのである
それも自分のカルマだったとなる





posted by 老鶯 at 18:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 歴史(相馬郷土史など)
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