冬薔薇、霜、山茶花(冠雪の蔵王がはっきり見えたー空家の庭)
空家の庭 前の大きな石がいい、大きいので重量感を感じる
冬薔薇
冬薔薇老女籠もりて田舎に住む
冠雪の蔵王の見ゆや朝晴れて引き締まるかな三県思ふ
冬の朝汽笛の音の遠くよりひびきて霜のおおいけるかな
冬の薔薇数輪咲きて静かにも心ゆくまで我が見ゆるかな
石のみそ残りて空家の庭たずね垣根に椿冬の朝かな
山茶花の石により咲き冬なれや朝の静かに空家の庭見ゆ
駅に待つ一人のあわれ秋の薔薇咲き我が見ゆるかな
蔵王は南相馬市の鹿島区からまで見える、でも海岸の高い所から見えたが別に平地からでも今日ははっきりと見えた、何かこの蔵王は不思議である
蔵王が見えるのがわからない人もいるだろう、今日は冠雪の蔵王がはっきりと朝に見えたでも原町区になると見えないのである
蔵王の見える範囲は確かに山形県と宮城県と福島県から見える
でも福島県でも浜通りでも南相馬市でも鹿島区までであり宮城県でも一部からしか見えない、でも確かに三県から見えるのである
この辺でものたりないのは高い山がない、見えないことなのである
でも蔵王は確かに見えるである
陸奥(みちのく)をふたわけざまに聳えたまふ蔵王の山の雲の中に立つ 斎藤茂吉
この歌はみちのく全体のことではない、二つに分けるとしたら宮城県と福島県である
でも二つに分けるというものでもない、そんなに大きな山ではない
ただ福島県の一部から宮城県の一部からも見えることである
第一福島県でも吾妻山連峰は見えないからである
だからここから蔵王が見えることは貴重なのである
何か隣の庭も空家でありその庭に入って石の庭を見るのも奇妙である
何かいい庭も人が住んでいないから活きていない、だからもったいないと思う
何か地域の集会所のようにしたらいいかもしれない、とにかく空家が多すぎるのである
ただ所有者がいるから勝手にはできないのも困る
ただその空家でも近くの人が出入りすると活きてくるともなる
ただそれも不法侵入ともなり奇妙なのである、ただ人が住まないとこうして誰かが勝手に入ってくるし利用する人だってでてくる
飯館村などでも空家だらけであり放置しているとそれが誰のものもかわからなくなる
空地でも空家でもそこに放っておくと勝手に利用されても仕方ないとまでなる
なぜならそこが所有者が活かしていないからである
そうなると所有者に権利があるのかとまでなる
ただ将来利用するためにあるのか?そういう空家もあり時々来ては見ている人もいる
でも空家は本当に増えるからその利用をどうするかは所有者だけの問題ではない
実際はみんなの問題にもなるのである
駅に女性が一人電車を待っている、前は話しかけたりしたが今はしない
何か煩いのである、監視カメラで見ていないようで駅の人が見ているからだ
ただこの待つということで駅が人間的空間をかもしだしているのである
高速道路のSAでは何か待つということがない、待つ時間がないのである
だから待つということは人間的な時間を作りだこしていたのである
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