2019年12月05日

中村哲、アフガンで死すー「死地に生を求める人だったのか」 (アフガンの星となる?)


 中村哲、アフガンで死すー「死地に生を求める人だったのか」

 (アフガンの星となる?) 


 この人についてはわからないので語れない、でもこれだけのことをできたのはなぜなのか?
 よほどの動機がないと普通はできない、でも語っていることでぱパキスタンで貧民の医療活動をしていてそこから成り行きでそこまでなったらしい。
 だから何か強力な動機があるというものはなかったのかもしれない

でも感心するのは73歳で砂漠の暑いところで活動していたことである
73歳になったら苦しい、私は情けないけど海外経験がないからもう介護を十年とかしたら気力なくなったからだ
だからこの人の行動を見たら超人的にすら思える
なぜこんなことまで命が危険な所まで行って活動できたのだろうか?
その動機は何だったのだろうか?
それを知りたくても知り得ないからいろいろ言えない

そういうのは中村哲氏はアフガンで死にたいと自ら言って死んだからだ
そこまでアフガンへの思入れが生まれたのだろうか?
その動機がイマイチわからないのである
例えばあまり行動を評価するなということが宗教では言われる
なぜなら神はその心を見ているというとき実際の行動より心を重んじているからである

人間には善を成すにしても偽善的に必ずなっているのである
だからこその善の成したことを誇ったりしない、隠せとなる
ボランティアが問題になるのはそこにある
俺は善を成していると行動でも見せる、それで称賛される、称賛してもらいたいともなるからだ

この人は立派な人と言われてるが
日本にも困っている人はたくさんいるのに
何でよその国まで行って余計なお節介してるのかわからん
それほど立派なことなんだろうか? 

今はどんな人でもどんな立派なことをしても必ず難癖がつけられる
何でも一言でも言えるからである、つまりキケルゴールの言うように水平化するのであるもう生きている限り必ず批判がある、それは抑えることはできないのである
ネット時代になるとますますそうなった、youtubeで若い人が一言言って得意になっている
何か内容無くても批判したりして注目をあびようとしているのである

この批判となるとやはりなぜそんな危険な所に行くのか
身近でも困っている人はいくらでもいる

それは注目されたいためなのか?

イラク戦争まえにイラクとかに行って首切られて無惨に殺された人もそうだった
その人については批判しかなかった、なんでそんな危険な所に行くのだと自己責任だ迷惑だとして批判されるだけだったのである

でも中村哲氏の場合はこれとは全然違う、称賛のみがあるとなる
だからそこに疑問を感じている人がいないかとネットを調べたがあまりなかった
前にどこかで死んだ都筑詠一氏がやはり批判していたようだが死んでログも残らずわからなくなった

人間が行動するときどういう動機でしているのか?
それを追及して来た、仕事でもどういう動機でしているのか?
結局金だけなのが多いからそれが世の中の現実である、金を得ればあとは何でもいいとまでなっているのが今の社会である
でも中村哲氏はそうではない、なぜなら死ぬ危険をがあったからである
前にもペシャワール会の若い医者が死んでいるのである
すでに犠牲者が出ていたのである、それでもアフガンに支援に行っていたのである
すると命がけの仕事なのである

それはよほどのミッションがないとできない、使命感がないとできない
ただその行動に目を奪われる、ではどういう動機でそこまでできたのか?
それが謎なのである
ただアフガンでは英雄的存在であり讃えられる、でもそんな人をなぜアフガン人なのか殺したのかとなるのも解せないのである
そうしたらアフガン人全員に恨みに思われるからいいことがないからである
そして同行の六人とかも死んだことも犠牲になったとなる
犠牲に巻き込んだのかとなる、なぜなら外国人を標的にしたみたいだからである

ただアフガン人からすると

アフガンの星となり永遠に輝く
その命はアフガンに捧げられたり
その日本人は長く記憶にとどめられる
医者の鏡なれや、日本人の誇りでもある

なんかそうなふうにもなる
ただ一人の人間を知ることは容易ではない、だから知らないで人を語ることは危険である行動ばかり見ていてその動機を知らないと危険である

例えば三島由紀夫の行動は衝撃的であった、でもそれが本当に評価できるのか?
その動機は何であったのかわかりにくい、三島由紀夫は老いることを異常に恐れていた
それて肉体を異常に鍛えていた、自分も若い時体が弱いからそういうことをしていた
彼の行動を目立ち衝撃的だけど本当にどういう動機で行動を起こしたのかわかりにくい
だから人間は行動だけから判断できるのか?
でも人間は行動に目を奪われるのである

ただ人生は本当は行動した方がなんであれ勝ちだと思った
自分は何か旅したが外国を50歳でバックパッカーになり行動したことがひどい目にあったが良かったとなる、なぜなら今になるとできないからだ
親の介護になってからできなくなったのである
そしてその気力もなくなったから中村哲氏のような行動力には感嘆したのである

とにかくなにかにやと理屈とか言って行動しない人は後で損する、なぜなら肝心の行動ができなくなるからだ、だから間違っていても行動していた方がいいとなる
というのは人間の行動は経験は個人的にはわずかしかできないのである
そうして結局超緒していたら何もせずに終わったとなってしまうことが怖いのである
もう老人になると体力もなくなるし気力もなくなる、でも若い時には絶対にもどることができないからである
すると何であれ行動した方が勝ちだったとなるのである

ただ人間の評価とか判断は本当にに難しい
特に行動を評価することが一番むずかしい、例えば芸術作品だと絵画にしろ小説にしろ詩にしろその人の作った作品で評価できる、でも行動はどうしてそういう行動になったのかとか動機がわかりにくいし評価することがむずかしいのである
それで歴史上の人物でも評価が分かれるのである  

死の風に吹かれて (ハンス カロッサ)

鎮火半ばの煙の前に
兵隊たちは立ち尽くし
農婦は納屋の戸を開けて
耳に手をあてて外を窺う

窓は鳴り壁は震う
我らの立場いかなるか
今や君らにも知られよう
死の風に吹かれれば
おと 命の力いかばかりか増さむ!

理解されなかった存在の
あらゆる時が、聖なる愉悦 聖なる傷とともに
力強く輝き出るーーー
友よ 我らに役立つのはただ一つの事

われらは夢見つつ始めたことを
目覚めつつ築き上げねばならぬ
その勤め大いなれば
恐れが我らの勇気を殺(そ)ぐことなし


何かこの詩が中村哲氏にささげるのにふさわしい
なぜならハンス カロッサは戦場で働いた医者だったからである
それでそういう深刻な経験から詩を書いたからひびくものがある

つまり中村哲氏も死の風に吹かれればといいう状態で活動していた
それも73歳でも砂漠の不毛の地帯で働いていた、それも命をかけて働いていたとなる
ただそれだからこそ命の大切をその過酷な世界で感じることがある

今の日本はそうした惰弱な安悦をむさぼる社会である、でも日本でも戦争の時は若者はそうした生きる死ぬかのなかで戦場の露と消えたのである
だからかえって戦場に命のかがやきが瞬間的にも強烈に輝くことがあった
その負傷した傷でも聖なる愉悦ともなるということは逆説である
それだけ大いなるものに命を捧げる時そうなったのである

「死地に生を求める 」  

窮地に追い込まれたからこそ、そこに生きる意義を見つけ、経営者として本来やるべきことは何だろうか?と考える、

今はただ個々人の利益を追求するだけの社会である、あらゆることに金しかない
金を得て贅沢して安悦をむさぼるしかないのである
そこにかえって生が輝きを失っているのも逆説である
だから中村哲氏の死はそうして安悦をむさぼる死ではなく、輝ける死ともなった
そしてアフガンの星となり永遠に輝くとなる
ただその動機はイマイチまだわからないから称賛するのはまだ憚れるということがある
前らその人物に傾倒して追っていれば書けるがわからないからそこに正当な評価ができないのである

いづれにしろ現代は原発事故でもそうだった、ただみんな安易な道を求めている
だから多額の補償金をもらったら若い人は故郷を捨てた
そこで苦しむことが嫌だからである、他に移って楽に暮らしたいしかなかったのである
苦難の道をともに行くことはなかった、そして街は廃墟化したともなる
別な見方があるにしろ現代は何かそうして苦難をさける
日本人は戦後は特にそうだった、ただ経済の追求であり安楽の追求であった
だから中村哲氏は何なのだろうと理解できなくなったのである
そこまでなぜするのだとなるからだ、でもこの詩のような感覚があったのかもしれない
そこに生きがいを見出していたのかもしれない、また称賛されることもありあえて医者ということを活かしてそうしたとなる
実際73歳でもとにかくそんな過酷の世界に行くことは尋常な精神では行けないと思うからだ、自分の場合はとても行けないと思ったからだ










posted by 天華 at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題の深層
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