紅梅(萱浜ー泉ー金沢を回る)
萱浜の新しい墓地
クリック拡大
春北風(はるきた)に向かいて走る新自転車
海近く桜井古墳に東風(こち)吹きぬ
山鳩の飛ぶや回りぬ故郷を
萱浜に墓地のみ残り雲雀鳴く
春日さしのっそり見つむ牛の顔
紅梅や泉の跡に観音像
春の日や砂に遊ばむ沖に船
昨日一昨日は春北風(はるきた)だった、春の光があかるいが春北風(はるきた)がふきつけた、でもやはり春である、それで自転車で走るのも軽快である
今度の自転車は軽快に走るから気持ちがいい
桜井古墳は海に近いから一時東風(こち)が吹いた、今頃になると東風が吹くようになるそのために原発事故で爆発したとき放射性物質をふくんだ雲のブルームが飯館から福島市に流れて大被害になったのである、どうしても東風が吹くとそれを思い出すのである
萱浜には墓地しか残っていない、それもみんな新しい墓であり
前のように江戸時代の墓が残っていない、墓誌にも江戸時代のものがない
だから昔を偲ぶものがなくなったのも淋しい
やはり墓も歴史の記念のようになるから古いものが残っていれば価値がある
墓でもそうだが神社でも古いと価値があるとなるからだ
泉の酒が湧いたという泉長者の井戸の跡から11面観音像のある辺りはこの辺では古い文化の歴史地帯だともなる、そこに紅梅が咲いていたのはあっていた
あそこも高台にあるということは古い場所は津波からまねがれた
何か古い場所には意味がある、萱浜はもともとここも湿地帯だったからである
金沢からは沖に船が見えた、砂浜があり子供でも遊べば活きてくる、あそこは前にさえぎるものがないため津波がもろに襲い被害が大きくなった
火力発電所は壊れないにしろ被害が大きかったのである
前に全くさえぎるものがなかったためである
とにかく春である、遠出するにはいい季節となった