警官も医者も教師も他の職業も土着的であるべき
(一時の赴任では仕事ができない)
職質の技術の基本は会話である。が、地域警察官と市民との会話の機会が少なくなっている今日では、職質技術は育たない。本来この職質は、刑事警察官の聞き込みや取り調べの技能の基本にもつながるから、刑事警察官にとっても基本的な技術なのである。
地域に愛されたお巡りさんが退職 住民嘆願、異例7年勤務
同小の橋本佳史校長(55)は「地域にとけ込む努力を欠かさず、私たちにとっては良い仲間でもあった」と退職を惜しむ。先月だけで送別会は7回催され、PTA役員や町内の医師たちが長年の労をねぎらった。同小児童と、隣接する美川幼稚園の園児計25人は「お別れ会」を開いた
警察とか警官の仕事もどういうものなのか?
何か駐在さんなどというときは地域に土着して親しまれた感じである。
第一駐在というとき在とういのはある程度そこに継続して在中することである。
でも7年でも短い感じがする,それだけ今は何か一時的にいる人が多い時代である。
広域化グローバル社会になるとそうである。
そして警官でもそうだが土着性がなくなる,その土地に長くいないからその土地のことをわからない,人ともコミニケーションがとれないということもある
実際コミニケーションとは最もむずかしい問題なのである。
それはどこでもそうでありそれでみんな悩んでいるのである。
田舎などはまるで相互監視状態でありそういうところでは本当は犯罪は起こりにくいともなる
みんなが監視カメラのようになっているからだ,みんな何かしたかを知っているからである。犯罪した人も知っている,ただそこに警察が介入しないだけである
現代は何か相互のコミニケーションが欠けた時代である。インターネットでコミニケーションするというのもそうだがそれで本当のコミニケーションができているかとなると疑問になる
広域的にグローバルに知るにはいいが肝心の実際に生活している場を知ることはかえってできていない,何か田舎町でも何で生活しているのかわからなくなっているのが現状である。
昔だったらたいがい何をしているかわかっていたし相互に関連した社会に生きていた
それが今は田舎町でもわからないのである。
例えばこの辺でタニコーという会社は有名である。その近くに友伸エンジニアという会社があった,それをタニコーに勤めていま人も知らなかったし自分も知らなかった
これは自分にしても小さな町に住んでいるのに知らなかったのである。
それはすぐ近くの小池に工場があるからそれを見てわかった
そして東京から友伸エンジニアの関係の人が来るし社長も来る
東北サッシも有名だが駅に社長が東京から来ていた
社長は東京の人であり地元に住んでいない,そのことは土着していないということである本拠地は東京にあるからだ
東電でもそうである。東電の本社は東京にあり事故が起きたとき本社とコミニケーションができず吉田所長が独断で決めたりした,つまり離れているといくら通信技術が発達しても意思疎通ができなくなるのである。それでその後事故の処理につまづいたのである。
ローマ帝国でも権力の崩壊は地方から起きてくる,それは中央と地方が意思疎通できなくなり地方が独自に力をもつようになるからである。
中央からの統制がきかなくなるからである。
それは戦争のとき起きた,関東軍が天皇の命令をきかずに暴走して戦線を拡大しすぎたのである。
現代の問題は人間と人間がコミニケーションできなくなった時代ともなる
相互の意思疎通ができないのである。
そこに今回のように権力で警察が介入したりするとかえって田舎の和を乱したりする
ただそのコミニケーションにしても簡単にはできないのである。
それは家族だってそうだろう,コミニケーションというか意思疎通自体が最高にむずかしいのである。
だから外から赴任して7年くらいでその土地のことがわかる,意思疎通できるのかともなる
ただ現代は土着性が希薄な時代である。そこで何が起きるのか?
互いに誤解が生じたりそれで争いになったりする,都会であるある女性はそれで被害妄想になり隣人を疑っていたが犯人は風だったのである。
風によって鉢植えの花が壊されただけであり隣人は何もしていなかったのである。
それも日頃から意思疎通ができない,引っ越してきたばかりとかなるとできないからそうなる
現代とはそういうことは非常に多い時代なのである。小さな町すらそうだとしたらもう4,5万の市だってそうなる,ましてや十万以上の市だったらさらにそうなる
もうそういう市が多いのだから当然意思疎通しにくくなる
人間は農業中心の時代は土着的に生きていた,そうするほかなかった
でも広域社会グローバル社会になると移動する社会になるから一時的にいるだけだからその土地とも人とも深く交わらないとなる社会である。
この辺では医者でも前は開業医が多かった,大きな病院はなく開業医が多かったのであるだから一万くらいの町に小児科の開業医があった,そこで自分は幼児の時注射をしてもらいそれが基で成長してから股がヤケドしたように大きな傷として残ったのである。
その頃子供が多いから小児科の開業医も成り立っていたとなる
そして原町の産婦人科の医者は原発事故でこの市のために尽くしたいとしてがんばった
それは開業医だったし長くここで医者を勤めていたからである。
つまり土着的になっていたのである。
何か人間は土着的でないと仕事ができない,報道にしても一見そんなこと別にそこに長く住まなくてもできるではないかとも思われる
ところがその土地の事情に歴史でも自然でも知らないと報道もできない
だから自分は今回の津浪とか原発事故では地元で生活してきたことから報道したのである報道にしても土着的であることが必要だったのである。
確かに外から来たひともいろいろ報道したり本を出したりした
でもやはり地元に住んでいることで地理などもわかり深い報道ができるのである。
現代の問題はあらゆることで土着性がない,そこからコミニケーションが互いにとれず意思疎通できない,警官でもそれができなくなっている,駐在さんなどと呼んでいれば土着しているのである。ただ7年では短いとなる
自分がしてきたこと詩とか芸術にしてもその住んでいる自然とアイディンティティ化することは時間が必要になる,石と樹でも山でも長い時間で見ないとアイディンティティ化できないのである。それは地元の人にとってはそうしたことは実際の生活では関係ないことだったかもしれない,文化的なことでもやはりその土地に長くいないと創造できない。、そもそもエジフト文明は3000年とかで形成されたものでありマヤ文明でもそうである。
日本文明だってすでに二千年とか縄文時代を入れればどのくらいになるのかその歴史は長いのである。
ともかく土着性がないことは現代社会に大きな歪みをもたらしているのである。
それが大きな問題をある時原発事故であれ犯罪であれ致命的にもなる事件となる
大げさだったかもしれないが警官が介入してきてかえって田舎の和が乱されたりもする
それは警察というのが土着的なものではない,一時的に滞在するだけであり田舎に深くコミトメントしない,交わらないということがある。
それだけの時間がないということがある
要するに何でもそうだが時間が関係している,土着的とはやはり時間的にそこに長くあって土着的になる,原発というのもそもそも日本の土着的なものから見れば津浪とか地震かありそれを無視して作ったのだから大事故になったともなる
土着的というとき技術も土着的なものから生まれていたのである。
風車は中東で発明されたのは風が強く吹く土地だからである。
日本でトンネル技術が発達したのは山が多いからである。技術も土着的なものとして生まれてきているのである。
土着的になるとき技術もその土地に根付くということである。
そして意思疎通ができない,コミニケーションができない社会に何が起こるのか?
それは社会的にはファシズムでありナチズムになる。強権的一方的権力による支配である。
そしていかに自動化するとかAI化するとか機械化しても
それ自体が今回の原発事故のように破滅的な事故につながる
機械とコミニケーションできなくなるというか今度はAIが人口知能が暴走するのである。
それを誰もとめられず社会自体のメルトダウンが起きてしまうかもしれないのである。
決してAI化とかは人口知能が万能ではないからだ
駅の無人化でも様々な問題が生じている
なんでも自動化無人化すればいいとはならないのである。
やはり人間と人間のコミニケーションが基本にあるのが社会だとなる
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