2017年09月24日

「心の青雲」の陰謀論はうけいれがたかった (でも都築詠一氏は日本の英霊となった?)


「心の青雲」の陰謀論はうけいれがたかった

(でも都築詠一氏は日本の英霊となった?)

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もともと陰謀論とは、ある出来事について、公式の発表や一般に信じられている説明を否定して、隠された別の目的、つまり陰謀があるとする主張

「世界は謎である。世界は秘密と陰謀に満ちている。そのような世界を解読したい、はっきり見たいと思う時、陰謀論という〈アプリ〉が必要となる」

陰謀論を唱える者は基本的に政府、権威、現状などに対する強い不満を持ち、「今の世界は間違っている」と考える。同時に自らの価値観や考えを無条件に「正しい」と信じ、その正しい考えが世に受け入れられないのは、世界を操る邪悪で強大な「何者か」が妨害するからだと主張する。

陰謀論者は、自らを「愚かな人びとに石を投げられながら正義と真実のために闘う孤独なヒーロー」と思いこんでいると指摘しています。これはつまり、"誰も知らない真実を知っているのは、自分だけだ"という優越感や"愚かな大衆に真実を知らしめねば"という使命感に駆られている心理状態と言えます


陰謀論はインターネットでは本当に盛んである,プログでも異常に多い,それからインターネットでは左翼を在日を批判するのが多い,それはマスコミが左翼であり在日に支配しているからだとなる,そういう一面はありその不満がインターネットに噴出している
マスコミを支配しているのは在日だというのはインターネットから見ればそうなる
NHKでも在日が支配しているか韓国の悪口は言わない,批判しないとかあり不満になる

「心に青雲」の都築氏も必ず悪いのはユダ金だとかユダヤ人のせいにしている
イルミナティとかも関係しているとかなる
ユダヤ人が金融関係にかかわるのが多いしマスコミがアメリカでもユダヤ人が主導しているということでそれは一面の事実である。
でもあらゆること世界史的なことでもすべてユダ金が操作していたとなると疑問になる
なぜ彼がこうした陰謀論に強固に信じるようになったのか?

一つは宗教の不信からである。宗教の歴史をみると宗教というのに不信感をいだくのはわかる,マイナスの暗黒の歴史が多すぎるからだ,するとそこに嫌悪感をもつのは当然だとなる,今でも宗教はかえって世界に平和をもたらしているのではなく災いをもたらしているだけではないかとなる,するとそこに陰謀論が生まれる
都築氏は無神論者であり進化論者である。だから神を信じないで死んだ

陰謀論者も無神論者もまた奇妙だがカルト的になってゆく,無信論者は無信論という信仰にもなってゆく,マルキシズムが左翼の宗教のようになったのもそうである。
それが金科玉条となり信仰のようになっていたのである。世界はそれで解決するとなって信仰のようになり世界に普及したのである。
そしてそれがせかいに災いをもたらしたのである。

ただ都築詠一氏は柔軟な思想の持ち主であり他の陰謀論者とは違っていた
社会のことをいろいろわかっていた,それで公務員のことを官僚のことを良く批判していた,官僚は勝手に無駄な仕事を作りそれでもうけているとか天下りしてもうけているとか官僚を役人を常に批判していたのである。
それは実際にそうである。役人は役得があり得するのである。
それは自分の身内が地方の公務員だからそういうことを知っているし自分の家でも得していたのである。公務員は身内であり身内で得する仕組みがある
これは本当である。その得を自分を受けていたのである。
それは天下り役人とかの大きな得とは違っていても確かに得する立場にあった

底辺層などからするとそういう支配的立場にある人はうらやましくなる,あいつらたいして仕事もしないのに優遇されすぎている,公務員の仕事など簡単であり誰でもできるのに優遇されすぎているという不満が常にネットではあふれている
こういうことも陰謀論を生む素地になっている
この世はいつの世でも不平等であり得する人は得するが損な立場にあれば損するだけだとなる,そしていくら努力しても上には上がれないとかなり不満が社会に鬱積するのである
確かに金融などはそういう側面が大きい,それで都築氏はギャンブルのことを盛んに言っていた,もうかるのは胴元であり一般の人はギャンブルではもうからないようになっている,株などそうだという,それは言えると思う
日本の株式市場は外資が多く入っている,外資に左右されるとなると日本の株は外資に操作されているとなりそれはユダ金だとかなるのである。
グローバル市場になると天文学的な金が動いているのだからもう誰もわからない,するとそこに陰謀論が生まれてくるのである。

陰謀論は現代にだけあったのではない,時代劇では必ず黒幕がいて表にでてこない,それが陰謀論になり黒幕がイルミナティとかフリーメーソンとかユダヤとかなっている
結局この世の中を動かしているのは誰なのか?それがわからないから陰謀論が生まれる
でも例えばマスコミを動かしているのは誰なのか?
それは別に在日とか左翼だけではない,創価などもマスコミを支配して動かしている
だから創価の批判はマスコミではしない,そしたら左翼だけではないし自民党だって操作している,権力をもつものはマスコミを支配できるとなる
背後の権力をもつものがマスコミでも支配できる
例えば東電だけではない原発にかかわる電事連合は原発を推進することを望んでいる
マスコミへの800億とかの宣伝費は東電だけではない電事連合から出ていたのである。電気関係で働く人が多いしそうなれば原発も推進派になる
都築氏は原発推進派であり右翼は核武装派だからそうなる
東電関係の人も空手を通じて友達となっていたから原発推進派になっていた
その辺が同調できないところだった

そうして同調できないところが自分にあったとしても彼の言い分は納得することが多かった,つまりわかりやすい表現になっているのがそうした大きな原因だったと思う
表現がうまい,文章がわかりやすく,心にひびきやすいものとなっていたのだ
だからネットに無数にいる陰謀論者とは違っていた
もしそうだったら自分も評価しない,都築氏は広い分野に深い識見をもっていたのである文芸にも芸術にも深い理解力があった,評論できることは芸術家と同じである。
自分はそこに一番ひかれたのである。日本文化に造詣が深かったのである。
そこから日本人はとうあるべきかを説いていたのである。
日本語でも敬語は日本語として相手を思いやるもので評価していた
これは上下関係があり批判するものもいる,でもこれも日本文化として評価していたのである。
だからそういう見方もあるのだと感心していたのである。
彼の独特な見方がありそれに自分も日本文化を追及していたから感心したのである。

いづれにしろ彼の多岐にわたる評論はその筆法がさえていた,これだけのものを書ける人は日本では今いないとも思っていた,ただ陰謀論が結論になるとき同調できなかった
ただ人格的には孤高にもなり悪を嫌うことで同調した
マスコミとかの人と相互浸透して堕落するから交わらないとか文学仲間ともバーに行かないとか潔癖な人だったのである。
そういうところに好感をもっていた
彼の時事問題の評論もわかりやすいし人物評論でも有名人も批判していた
いつもあいつの顔が良くないとかで批判していた
どうしても顔は偽ることができないからそこから人間を見ていたとなる

都築詠一氏については良くまだわからないことがあった,ただ日本を支える大きな一人だったことは間違いない,日本を支えるというとき集団だけではない,個人が支える,人格的にでも立派な人がいれば日本を支える,日蓮ではないが日本の柱となる人だったともなる,死んだとしてもその霊は日本を支えるのである。
何か変だけど戦争で死んだわけでもないが日本の英霊となる
英霊とは優れた霊のことだからである。戦争で死んだ人達とはまた違って平和の中でもそういう人はいる,戦後70年であり都築詠一氏とは同世代である。
団塊の世代はあまり評判が良くない,自分でもインターネットにこんな人がいたということは驚きだったのである。
ただインターネット意外では知らないのである。無視されているのである。
それはやはりユダ金とか言うと受け入れられないからである。
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