夏の大空
鳥は大空と一体
魚は大海と一体
馬は草原と一体
・・・・・・・
そこに国境はなし
広々とした空間
神から与えられた
自由の領域が広がる
縦横に飛び高く高く
天空への飛翔
夏の日よ、広がる空よ
夕陽に燃え上がる空よ
その自由の空間を
思う存分に飛べ駆けよ!
洋々とした海原よ
果てしない草原よ
草原を流れる眩い雲よ
時に湖ありて鏡のごとし
神の顔のそこに写すも
そこにも国境はなし
神の造りし天地に国境はなし
神の国に国境はなし
自由の翼、脚、鰭
神が造り与えたもの
そを駆使して飛べ、駆けよ、泳げ
夏の日躍動する生命よ
嚇々たる轟く火山よ
溶岩流跡に地球の熱さを感じよ
百輪の鬼百合が咲き
夏の日の生命の饗宴よ
鳥は鳥を馬は馬を魚は魚を
神の御意のままに生きしを
過不足なくマッチして生きしを
大空に草原に海原に森林に・・・
白鷺は風そよぐ森に群れて眠る
鳥は森が家にて安らぎ眠る