2008年07月14日

野馬追いの旗印の分類(1)

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野馬追いの旗印の分類(1)

 
旗は目印、家紋は誉れ」というとき旗は戦場での実践で目印となるものだったからだ。平家と源氏の赤旗、白旗は二つしかないのだからわかりやすかった。その後様々な武家が勃興して争い旗印が乱立するようになった。信長が永楽銭を旗印にしたのは極めて象徴的である。楽市、楽座を開き自由な商業を全国的に起こすためだった。農業より商業、貿易を重視して金で全国を支配するという合理思想の持ち主だった。信長も秀吉も武勇一点張りの人ではない、永楽銭が明の永楽帝のことだから常に外国から必要なものは買い入れたていた。永楽銭を旗印にしたとき信長の心意気が政策が旗印となっていたのである。一方真田幸村の六文銭は仏教の六道銭に由来してそれぞれの地蔵に一文をあげる仏教に由来しているから新しく信長が作った永楽銭とは全然違った性格のものだった。野馬追いではなぜこんなに旗の種類があるのか?これは古いものを受け継いでいるから新しく作られたものはない、古いものを簡単にアレンジしたものはあった。一本の線だけを付け加えたりするものはあった。飯館村史にあった山中郷には新郷士となったものが元からあった旗印に名前の一字を入れたものが新しい旗印でありその他は作られていないみたいだ。武田氏とか美濃氏とか古い勢力の旗印も残されている。美濃の斎藤道三の二頭立波模様でありこれは野馬追い追いにもみられる。怒濤のごとく進撃する旗印であった。その末裔が残した旗である。旗の由来をたどればみな古いものであり全く新しく作られた旗はない、古い旗にちょっとだけ名前の字一字くらいを目立たずに加えたくらいである。
 

役割旗
地域合同旗
同族系
相馬藩意外の他氏族、藩


旗の役割は役割としての旗は一の字の旗は行列の中を走るから目立つ、御使番であり伝令のために常に走っているから目立つのである。地域合同旗は三色旗である。これもヨ−ロッパなどでもあり三つの地域が一つの地域の支配下に治まると作られた。相馬では小高、太田、相馬神社である。同族系の旗としては飯館村(山中郷)の旗にあった。稲妻型の旗に松本氏の松の字をそえていた。葛尾村は長野県の葛尾城から逃れてきた松本氏が移住したところであり松本姓が村の三分の一ある。それで松を相馬氏が受け継いできた旗印をもらい松を付け加えたのである。相馬氏族意外の旗としては武田の三菱の旗や真田の六文銭や美濃(斎藤道三)の二頭波立がある。他にも古い氏族の旗印が受け継がれている。それにしても旗の種類がなぜこんなに多いのだろうかという疑問がでてくる。旗印から誉れの家紋となったが家紋の数が多いのは家の数が多いから家紋が多くなるのは当然である。でも旗印がこれほど多いのはなぜなのだろうか?旗幟を鮮明にするということがあるがこれだけ多いと旗幟を鮮明にするとうより混乱してしまわないか?野馬追いには飯館村史とか相馬史とかに残っている旗印が全部出ていない、さらに相馬氏に残っている旗印は多いのである。武家が一家をなすときその一家ごとに旗印が違っていた。でも伊達氏を代表するのは竹に雀であり相馬氏は妙見の旗である。戦場ではあのように種類の多い旗は使われていない、ただ戦国時代の戦争では旗が目印となり旗の目印を見ればどこの家のものか仲間うちではわかっていてそれで見分けていた。戦場でも家が基本にありそれで旗の種類が多いのである。とにかく野馬追いの旗でわかりやすいのは妙見信仰の旗である。千葉氏を受け継ぐ日月の旗と星の旗は相馬氏に受け継がれ一番目印となる旗である。旗印で小さな●は星である。毛利家の旗印三つ星に一ははオリオン星座からとった。妙見も北斗七星の信仰である。これはいろいろ形が変わっても同じ類型として分類できるからわかりやすい。
 
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野馬追いの旗の分類(2)
http://musubu.sblo.jp/article/17015980.html

posted by 老鶯 at 18:55| Comment(1) | TrackBack(0) | 歴史(相馬郷土史など)
この記事へのコメント
テレビが一種の優秀な交际を道具だが、それが妨害している私达の相互間の双方向コミュニケーション。
Posted by coach factory at 2011年01月04日 15:18
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