2008年07月08日

梅雨の闇


新装の店集まりて夏雲雀


病院に認知症増えて梅雨の闇
 
今日も原町へ行った。六号線沿いに新しい店ができてまだまもない、それなのにまた新しくショッピングセンタ−ができる。そこに店も移動してしまうのだろうか、五、六万の街が近くにないと今は用がたけなくなった。買い物でも病院でもその他いろいろである。それだけぜいたくになってしまったのだ。今年は夏雲雀があう、山の方は曇っていたが晴れる日が多いのだ。午前中は晴れているのだ。雨が降らない、これからちょっと降らないとまずい気もする。
 
療養型では大部屋にまた移動した。その同じ部屋には一番重症の認知症の女性の老人がいた。大声で毎日「おねがいします、おねがいします」と車椅子で廊下を回っている。これは頭が痛くなる。同じことを何度も言う尋ねるのが認知症の特徴でもある。向いの人も認知症である。ただひどくはない、一人でしゃべっていても辻褄があうし家のことをしきり言っているだけで話ができる。ただ自分がどこにいるのかわからない、話し相手がないとただ一人でしゃべっているのだ。となりにあういう重症の人がいると困る。前にもいたがそこには三人の女性が交代で相手していたのだから恵まれていた。つくづく病院に来てみてわかったことは認知症の老人が多いことである。地域ではわからないが病院に来るとわかる、半分は認知症である。もともと認知症でない人も病院では一時的にも認知症になってしまうのだ。家庭で生活していたものがそこから切り離されると自分が何者なのかわからなくなってしまうのだ。ともかく病院が認知症の老人で埋まってしまうと医者が言っていたが本当である。今こうなのだから将来は病院にいるのはみんな認知症の老人になることは目に見えている。その病院にすら入れない認知症の老人もふえてくる。それが家庭で見るとなると大変なことになる。それだけの介護しうる余裕ある家庭はまれだと思うからだ。家庭でみるのが理想的でもそれができる人は少ないのだ。だから病院が認知症の老人で埋まりその病院にも入れない老人がふえてくるのである。
 
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