
魚の口

ふぞろいな仲間たち
抽象画は全然意味が不明なのが多い、これは一目見てわかる。
人間も表情が大事である。万物が人間の象徴だというとき動物もそうである。
魚にも顔があり口があり口を通じて人間を見る。口が人間的表情をしているからだ。
笑い泣くだけの人でも人間的だというときその表情でそうなっている。
岩でも樹でも花でも人間の顔だという、人間は万物の表象になっているからだ。
ふぞろいの仲間たちというとき同じ学年とかで分けるのは自然ではない、子供はやはりいろいろな年齢も違う仲間で群れるのが自然である。現代は何でも非人間化する世界である。芸術はそうした非人間化に対抗するものである。
芸術は基本的には子供の遊びとにているのだ。純粋な遊びである。
この遊びも商業化したりすると純粋な遊びでなくなる。
「遊びで堕落した人間」で書いたように人間には遊びが不可欠なのである。
遊びがない世界は人間を非人間化して労働の奴隷にしてしまうのだ。
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