2008年05月16日

桐の花の章

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桐の花の章

人目もふるるもはばかる

ありとしもなくうすむらさきに

静謐なる桐の花の咲くかな

夏の青い空にし消えるや

誰かささやくやひそけし

昼の月のそこにありしを

誰か気づくやかそけしを

あまたし咲けどひそけしや

村一つここに鎮まる

夕風にかすかそよぎふるえぬ

神のその繊き指にふれ

そは自らを知りしも

いつしか地に落ちしあり

そはありしともなく咲き

いつしか消えてなしかも

真昼の桐の花(詩)
http://musubu.sblo.jp/article/29184618.html
 


 

posted by 天華 at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩全般
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