夕べの白鷺
静々と歩み乱れなく清楚なる白
夕べ田の面に写る静謐なる白一点
神の精巧なる業に成りしもの
ありとしもなく白い影を写し
いつしか去りて跡をとどめず
空に消えしや優雅なる歩みその姿
桐の花ひそかつつましく咲きぬ
美は精緻にして乱れざるもの
神の御園に白鷺の映えて鎮まる
生き物も神の一つのイデアなり
神の聖なる思念の具現なり
そは神の奇跡にして成りしもの
そは神の御園のそちこちに現れ
聖なるや白い衣につつまれて
他に何物ももたざりしかな
ただ白い衣ぬぎ天に召されるや
ただ美しき追憶の日を残して
白鷺の飛翔
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