2008年03月23日

近江俳句集(秋)


近江俳句集 
 

枯木一本近江塩津の駅淋し

柿熟りて若狭造の家古りぬ

近江路や若狭造に枯野かな

晩秋の朽木の村や月曇る

雪埋もる湖北の里の秘仏かな

菊大輪由緒正しき歴史かな 

柿なりて近江聖人の跡訪ぬ 

朧月古美術店や路地の裏

山科や京の人と歩み秋深む

秋の暮烏帰るも皇子山 

秋の暮古津とありし昔かな

幻住庵訪ねえざりき暮の秋   

近江国治めて広し秋の暮

紅葉映え琵琶湖を望む彦根城

鉢の菊表具師の住む彦根町

月い出て多賀大社や暮の秋

散紅葉近江の旅の幾日か

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